近畿化学協会

エレクトロニクス部会

エレクトロニクス部会について

部会長 中山 健一 (大阪大学大学院工学研究科)
部会員数 129名

>>エレクトロニクス部会要綱

最新情報

研究会( 公開講演会等を除く )へのご参加は部会員の方に限らせて頂いておりますので、予めご了承下さい)

=2024年度(令和6年)事業予定=

【 公開講演会 】(2024年度第2回研究会)
テーマ「実用化に向かうペロブスカイト太陽電池」 ~一般参加歓迎~
 pdf版プログラム  
主催 近畿化学協会エレクトロニクス部会・機能性色素部会
協賛 近畿化学協会、化学工学会関西支部、日本化学会近畿支部、日本分析化学会近畿支部、有機合成化学協会関西支部
日時 2024年11月15日(金)13:45~
実施方法 対面式/オンライン式 併用開催
・対面式:大阪科学技術センター7階701号室
(大阪市西区靱本町1-8-4、http://www.ostec.or.jp/access.html
・オンライン式:Zoomによるライブ配信 

【プログラム】

講演会 1. 高効率ペロブスカイト太陽電池の最新技術と産業実装の動向(13:45~14:45)
桐蔭横浜大学医用工学部 教授 宮坂  力 氏
ペロブスカイト太陽電池のエネルギー変換効率は、単結晶Si太陽電池を超えて27%に近づきつつあり、Siとのタンデムセルでは34%に達している。溶液塗布(印刷法)を使った低コスト生産によって軽量フレキシブルなモジュールの製作も可能となる。産業では太陽光発電のみならずIoT機器用の光発電素子への実装も始まり、屋内照明に対する効率は34%と極めて高い。半導体としてのペロブスカイトの優れた光物性は発光素子(LED)、光センシング素子、X線検出素子なども含めて産業の応用が広がりつつある。本講演では、ハロゲン化ペロブスカイト半導体材料の特徴、太陽電池の研究開発の最新動向を紹介しながら、大面積モジュールの産業生産における課題と今後の社会実装の展望を述べる。

2. ペロブスカイト太陽電池の実用化動向と結晶成長(14:50~15:50)
(国研)産業技術総合研究所 ゼロエミッション国際共同研究センター 主任研究員 宮寺 哲彦 氏
ペロブスカイト太陽電池は急速に研究開発が進展しており、実用化のフェーズとなっている。本発表では、はじめにペロブスカイト太陽電池の実用化状況について概観する。そのうえで実用化のための残された研究課題の一つとして作製プロセスのサイエンスについて解説する。

3. ペロブスカイト太陽電池及びペロブスカイト/シリコンタンデム太陽電池の開発(16:00~17:00)           
東芝エネルギーシステムズ(株) 五反田 武志 氏
ペロブスカイト太陽電池の開発と、そこから発展させたペロブスカイト/シリコンタンデム太陽電池の開発にについて紹介する。フィルム基板上に太陽電池を作製可能とするため、低温成膜の検討や、ペロブスカイト太陽電池の課題である長寿命化を中心に紹介する。

【懇親会】     

時間 17:10~18:30
会費 3,000円(当日お支払いください)
場所 同所6階601号室

【申込について】

参加費 近畿化学協会エレクトロニクス部会・機能性色素部会 法人会員/同 学識会員 無料、
協賛団体所属会員10,000円、会員外15,000円、学生2,000円、懇親会3,000円(何れも消費税含)
申込締切 11月8日(金)  ただし、定員(対面50名、オンライン90名)になり次第締切.
申込方法 参加申込者1名につき、参加申込フォーム よりお申込み下さい。
参加費の送金方法は、銀行振込(三井住友銀行備後町支店 普通預金No.1329441 名義:一般社団法人近畿化学協会)をご利用願います。(振込手数料はご負担ください)
留意事項 ・オンライン配信ツールは「Zoom Meeting」を利用します。必要な機材・設備は各自でご準備ください。
・参加申込者には、『11/中旬に「接続ID」等』の情報をE-mailにてお届けします。
申込先 一般社団法人近畿化学協会 エレクトロニクス部会
TEL:06(6441)5531 / FAX:06(6443)6685 / E-mail:seminar(atmark)kinka.or.jp
2024年度第1回研究会
テーマ「水素社会の実現に向けた最近の動向」
日時 2024年6月18日(火)13:45~17:00
実施方法 対面式/オンライン式 併用開催
・対面式:大阪科学技術センター6階605号室
(大阪市西区靱本町1-8-4、http://www.ostec.or.jp/access.html
・オンライン式:Zoomによるライブ配信 

【プログラム】

講演会 1.「岩谷産業における水素を中心とした低・脱炭素技術への取り組み」
(13:45~14:45)
 岩谷産業(株) 常務執行役員 中央研究所長(兼)岩谷水素技術研究所長 小池 国彦 氏
当社は水素のトップサプライヤーとして、水素社会の実現を目指し、水素サプライチェーンの構築に注力している。「つくる」「はこぶ・ためる」「つかう」という観点から、現在取り組んでいる技術開発を紹介する。また、CCU技術への取り組みやLPガスのサプライヤーとしてのLPガスのグリーン化技術にも触れる。

2.「水素の利活用に貢献する新材料の開発」
(14:50~15:50)
 筑波大学数理物質系 物質工学域 教授 近藤 剛弘 氏

水素の利活用で重要な、水素を「作る」,「ためる」,「使う」という用途のいずれにおいても、貴金属を用いない触媒の開発や軽くて安価な貯蔵材料の開発など、材料開発がカギを握っている。我々はホウ素と水素で構成されるホウ化水素ナノシートや、ホウ素と硫黄で構成される硫化ホウ素と呼ばれる物質を合成し、これらの用途に貢献することを目指して研究を進めている。本講演ではこれらの材料が示す特異な性能を中心に紹介する。

3.「固体高分子形燃料電池(PEFC)用カソード触媒層の性能・耐久性向上へのカーボン担体構造とPt,アイオノマー分布の影響」
(16:00~17:00)

 山梨大学水素・燃料電池ナノ材料研究センター/金属研究部門長 教授  内田  誠 氏

カソード触媒層のPtナノ粒子への酸素のアクセスを改善するためのカーボン担体の細孔構造、Pt表面へのアイオノマーの分布や吸着、高酸素透過性アイオノマーの効果などのさまざまな研究開発について、これまでの段階的なアプローチについての経験を踏まえて、Ptとアイオノマーの分布と担体構造が及ぼすPEFC性能と生成水を伴う発電環境における耐久性への影響について紹介する。

【懇親会】     

時間 17:15~18:30
会費 3,000円
場所 ATRIO CAFE
[大阪市西区京町堀1-8-27 、TEL.06-6447-9898、会場より徒歩約1分]
*講師の先生を囲みアフターディスカッションを兼ねたビアパーティを開催いたします。

=令和5年度事業報告=

令和5年度第2回研究会
テーマ「エネルギーハーベスティングの実用化に向けて」
日時 令和 6年1月16日(火)14:00~17:10
実施方法 対面式/オンライン式 併用開催
・対面式:大阪科学技術センター7階700号室
(大阪市西区靱本町1-8-4、http://www.ostec.or.jp/access.html
・オンライン式:Zoomによるライブ配信 

【プログラム】

講演会 1.「塩分濃度差を活用した次世代グリーンエネルギー」
  ~浸透圧発電の可能性と商業実績のご紹介~
 (14:00~15:00)
 東洋紡エムシー(株)アクア膜営業ユニット チームリーダー 中尾 崇人 氏
浸透圧発電は、2 種類の塩水の浸透圧差を利用してエネルギーを生成する技術である。このプロセスでは海水と淡水のような自然に存在するリソースを利用して発電するため、再生可能エネルギー源として注目されている。また、風力や太陽光などの他の再生可能エネルギーとは異なり、天候や気象条件に左右されないため、安定電源としても期待ができる。本講演では浸透圧発電の可能性と商業実績について紹介する。


2.「高分子圧電材料を用いた振動発電と故障診断デバイスへの応用展開」
 (15:05~16:05)
 東京理科大学先進工学部物理工学科 准教授 中嶋 宇史 氏

環境発電はワイヤレスノードへの電力供給源として活用できるとともに、環境中の振動や温度等のデータを同時に取得可能という点で、IoT デバイスにおける新しい展開が期待されている。本講演では柔らかさを特徴とする高分子圧電材料を用いた環境発電についてとりあげる。得られる電力は限定的であるが、振動発電の電力を用いて無線を動作させ、監視対象の損傷情報などを有意に抽出することに成功したのでその詳細についても触れる。


3.「湿度変化で発電する湿度変動電池」
 (16:10~17:10)
 (国研)産業技術総合研究所 人間拡張研究センター 主任研究員 駒﨑 友亮 氏

我々は、場所によらず使える自立電源技術の実現を目指し、環境の湿度変化をエネルギー源として発電が可能な湿度変動電池の開発を行っている。環境の湿度は昼夜の温度変化に伴って変動するため、多くの場所で利用可能な環境発電技術に繋がると考えられる。本講演では、湿度変動電池の発電原理や性能、今後の展望について解説する。

【懇親会】     

時間 17:15~18:30
場所 ATRIO CAFE
[大阪市西区京町堀1-8-27 、TEL.06-6447-9898、会場より徒歩約1分]
*講師の先生を囲みアフターディスカッションを兼ねたビアパーティを開催いたします。
機能性色素部会・エレクトロニクス部会 合同公開講演会 ~一般参加歓迎~
テーマ「有機ELデバイス材料の最前線」


 主催 近畿化学協会機能性色素部会・同 エレクトロニクス部会
 協賛 化学工学会関西支部、企業研究会CAMMフォーラム、近畿化学協会、日本化学会近畿支部、
日本分析化学会近畿支部、有機合成化学協会関西支部

日時  令和 5年11月28日(火)13:00~17:10  
実施方法 対面式/オンライン式 併用開催
・対面式:大阪科学技術センター7階700号室
(大阪市西区靱本町1-8-4、http://www.ostec.or.jp/access.html
・オンライン式:Zoomによるライブ配信 

【プログラム】

講演会 1.「熱活性化遅延蛍光材料を用いたOLEDの最近の動向」 
 (13:00~14:00)
   九州大学応用化学部門教授/同最先端有機光エレクトロニクス
           研究センター センター長 安達 千波矢 氏

2.「大気安定な逆構造有機ELの開発とフィルム光源への応用」
  (14:00~15:00)
   (株)日本触媒 コーポレート研究本部研究センター 
            アシスタントマネージャー 桒田 健二 氏 
3.「フレキシブル有機ELに適応可能なウエットプロセスによるウルトラハイバリア」
  (15:10~16:10)

  山形大学 有機エレクトロニクスイノベーションセンター
               副センター長 教授 碩里 善幸 氏

4.「外部磁場誘起円偏光発光(CPL)および円偏光電界発光(CPEL)」
  (16:10~17:10)
        近畿大学理工学部応用化学科 教授 今井 義胤 氏

【懇親会】     

時間 17:20~18:30
場所 ATRIO CAFE
[大阪市西区京町堀1-8-27 、TEL.06-6447-9898、会場より徒歩約1分]
*講師の先生を囲みアフターディスカッションを兼ねたビアパーティを開催いたします。
機能性公開講演会 第110回例会 〔エレクトロニクス部会 共催〕 ~一般参加歓迎~
テーマ「産業界での実用化をサポートする計算科学」
~いま計算科学・データサイエンスは産業界の差別化要因となった~


日時  令和 5年10月24日(火)13:00~18:30  
実施方法 対面式/オンライン式 併用開催
・対面式:大阪科学技術センター7階700号室
(大阪市西区靱本町1-8-4、http://www.ostec.or.jp/access.html
・オンライン式:Zoomによるライブ配信 
 参加費 エレクトロニクス部会会員:無料
  ※詳細は機能性色素部会ホームページをご参照ください。
令和5年度第1回研究会
テーマ「半導体プロセス技術の最新動向」

日時 令和5年6月14日(水)14:00~17:10
実施方法 対面式:大阪科学技術センター
(大阪市西区靱本町1-8-4,http://www.ostec.or.jp/access.html)
オンライン式:zoomによるライブ配信
 

【講演会】<質疑応答含む>

演題および講師 (1)世界および日本の半導体産業の過去・現在・未来(14:00~15:00)
             Hattori Consulting International代表 服部  毅 氏

半導体産業が安全保障の観点から世界でそして日本でこれほどまでに注目されたことは過去になかった。世界の半導体産業は、短期的にはシリコンサイクルと呼ばれる循環型景気変動を繰り返しつつも長期的には着実に成長し2030年までに1兆ドル(百数十兆円)規模に達することが予想されている。一方、世界の中で日本の半導体産業だけは過去30年にわたり凋落を続けてきた。経産省は「半導体の失われた30年」を反省し、兆円単位の巨額を投じて復興戦略を実行しているが果たして成功するのだろうか。世界および日本の半導体産業の過去・現在・未来を概観し、生き残りをかけて何をなすべきか考察する。ところで、半導体製造プロセスは「化学」に支えられている。講演時間が許すかぎり化学に依存する最先端次世代半導体プロセスにも触れ、2036年に至る半導体技術ロードマップについても解説する。


(2)EUVリソグラフィー技術開発の現状と課題、並びに今後の動向(15:05~16:05)
  兵庫県立大学 学長特別補佐・高度産業科学技術研究所 所長特別補佐       
       極端紫外線リゾグラフィー研究開発センター長 教授 渡邊 健夫 氏

兵庫県立大学では1996年よりEUVLの基盤技術開発に取り組んでいる。EUVリソグラフィ(EUVL)は2019年より7 nm世代のロジックデバイスの量産技術として使用されている。IRDS国際ロードマップによると、微細化は少なくとも2034年までは続くことになっている。そのような状況の中で、今後の微細化に向けたEUVLの技術課題は、レジスト、マスク(ペリクルを含む)、光源の開発である。これらの課題解決に向けた取り組みを紹介するとともに、今後の微細加工の展望について議論する。

(3) 極端紫外光(EUV)レジスト開発の現状と今後(16:10~17:10)
                 大阪大学産業科学研究所 教授 古澤 孝弘 氏

半導体業界では、2019年極端紫外光(EUV)リソグラフィが実用化され、現在は、HighNA機と呼ばれる次世代機の開発が進められ、さらに高解像を目指した次次世代機の開発が開始されようとしている。本講演では、実用化までのEUVレジストの設計指針と、レジスト材料の高解像化に向けた今後の課題について議論する。

=令和4年度事業報告=

令和4年度第3回研究会
テーマ「スピントロニクス研究の新展開」

案内プログラム(pdf版) ◆「第3回研究会テキスト」ダウンロード
<閲覧はID,パスワード要>
日時 令和5年2月3日(金)14:00~17:10
実施方法 対面式:大阪科学技術センター
(大阪市西区靱本町1-8-4,http://www.ostec.or.jp/access.html)
オンライン式:zoomによるライブ配信
 

【講演会】<質疑応答含む>

演題および講師 (1)X-spintronics(14:00~15:00)
京都大学化学研究所材料機能化学研究系 教授 小野 輝男  氏 

最近、X-nicsという言葉を目にした。フォトニクス、スピントロニクス、トポトロニクス等の新たな材料の集積回路への活用、ニューロモルフィクス等の新たな設計・原理の活用など、異なる分野の融合等を通じ全く新しい半導体創生を目指す意味を込めた造語とのことである。本講演では、舞台をスピントロニクスに限定し、X = 反強磁性, フェリ磁性, 超伝導とした場合の、X-スピントロニクスへの試みを紹介する。

(2)真空蒸着法で作製した有機分子薄膜中の純スピン流輸送(15:05~16:05)
大阪公立大学大学院工学研究科電子物理系専攻 教授 仕幸 英治 氏

有機分子薄膜は金属や無機半導体の薄膜に比べて電気伝導度が非常に低いため、強磁性金属電極からの電流、即ちスピン偏極電流による分子薄膜へのスピン注入は一般に難しい。講演者らは、この電気伝導度不整合の問題を回避可能と考えられているスピンポンピングによる純スピン流注入により、真空蒸着法で作製した分子薄膜中のスピン輸送を実証している。講演では研究の詳細を紹介する。

(3)電界制御スピントロニクスに向けて(16:10~17:10)
(国研)産業技術総合研究所 新原理コンピューティング研究センター不揮発メモリチーム チーム長 野﨑 隆行 氏

スピントロニクスではスピンの不揮発性を利用した待機電力の低減が期待されているが、一方で情報書き込みに比較的大きな電流を必要とするため、駆動電力をいかに低減するかが課題となっている。本講演ではスピントロニクスデバイスの電界駆動化に向けた試みについて概説する。
     
令和4年度第2回研究会
テーマ「環境調和型プラスチックの研究開発動向」

案内プログラム(pdf版) ◆「第2回研究会テキスト」ダウンロード
<閲覧はID,パスワード要>
日時 令和4年11月22日(火)14:00~17:10
実施方法 対面式:大阪科学技術センター6階600号室
(大阪市西区靱本町1-8-4,http://www.ostec.or.jp/access.html)
オンライン式:zoomによるライブ配信
 

【講演会】<質疑応答含む>

演題および講師 (1)バイオプラスチックの開発動向(14:00~15:00)
大阪大学大学院工学研究科応用化学専攻 教授 宇山 浩 氏 

廃プラスチックが社会問題化したことを契機に生分解性プラスチックへの関心が高まっている。また、カーボンニュートラルに貢献するバイオマスプラスチックの普及も社会的に重要視されている。本講演ではバイオプラスチック(生分解性プラスチックとバイオマスプラスチック)の基礎から実用化の現状、開発動向、将来展望を述べる。加えて廃プラスチック・マイクロプラスチックによる海洋汚染を契機とする海洋生分解に関する現状を概説する。

(2)木質リグニン循環資源化のためのペプチド基盤人工酵素の開発(15:05~16:05)
帝京科学大学生命環境学部生命科学科 教授
分子科学研究所 特別研究部門/光分子科学第三研究部門 教授(兼任) 高谷 光 氏

我々は,木質バイオマスの循環資源化を目的として,木材を原料として所望の有用物質を選択的に合成・生産できる人工酵素の開発に取組んできた。本講演では,1)化石資源由来分子と比べて複雑性・夾雑性がはるかに高い生体分子の混合物である木質バイオマス中から,リグニンを選択的に認識・結合するペプチドの開発,2)認識ペプチドと遷移金属触媒を結合したメタル化ペプチド基盤人工酵素の開発と触媒機能について紹介する。

(3)生分解性ポリアミドと生分解性樹脂の海水生分解性(16:10~17:10)
(国研)産業技術総合研究所 バイオメディカル研究部門 生体分子創製研究グループ 主任研究員 中山 敦好氏

海洋プラ問題の解決策の一つとして生分解性プラスチックが期待されている。本講演では既存生分解性プラスチックと新材料であるバイオベース生分解性ポリアミド(ナイロン4)について紹介し、これらの海洋での生分解挙動について説明する。また、海洋生分解性の評価法についても紹介する
  
令和4年度第1回研究会
テーマ「二次電池材料の新しい潮流」

◆新型コロナウイルス感染症対策のため、対面式の講演会を取り止め、オンラインによるライブ配信のみの講演とさせていただきますので、何卒ご了承を賜りますようお願い申し上げます。

案内プログラム(pdf版) ◆「第1回研究会テキスト」ダウンロード
<閲覧はID,パスワード要>
日時 令和4年6月8日(水)14:00~17:10
実施方法 オンライン開催(Zoom使用) 

【講演会】<質疑応答含む>

演題および講師 (1)無機ガラス材料を用いた全固体電池の開発(14:00~15:00)
大阪公立大学大学院工学研究科 教授 林  晃敏 氏 

無機固体電解質を用いる全固体電池は、安全性と高エネルギー密度を兼ね備えた次世代蓄電池として実用化に向けた研究開発が活発化している。全固体電池を実現するためには、優れた固体電解質材料の開発と電極/電解質固体界面の形成が重要となる。本講演では、無機固体電解質の中でもガラス材料に着目し、全固体電池への応用に適したイオン伝導性と機械的特性を併せ持つ硫化物、酸化物、窒化物電解質の開発とそれらを用いた全固体電池の研究の進展について概説する。

(2)亜鉛二次電池の課題とその解決技術について(15:05~16:05)
公立諏訪東京理科大学工学部 准教授 小川  賢 氏

容量性能を追求した非水系二次電池が流通する一方で、安全性が重要な用途においては水系二次電池が改めて注目を集めている。特に亜鉛を二次電池化する検討は、安全性のみならず資源面や人体への影響等を鑑みて魅力的であり、 SGDs要求を満たす新しい二次電池として期待されている。講演では、その亜鉛二次電池の魅力を紹介すると共に、これまで実用化できなかった課題を解説し、現在進められている解決にむけた技術を紹介する 。

(3)有機材料に蓄電する軽量で高容量な二次電池(16:10~17:10)
(国研)産業技術総合研究所 エネルギー・環境領域電池技術研究部門 分子応用エネルギーデバイス研究グループ グループ長 八尾  勝 氏

カーボンニュートラル社会の実現に向け、二次電池への期待はますます高まりつつある。我々は、新しい蓄電材料として酸化還元活性な有機材料に着目している。有機材料の使用により、 電池に使われるレアメタルの量が低減するだけでなく、分子構造をうまく設計することで、容量やエネルギー密度が向上し、さらには熱安全性も高まる。本講演では、我々がこれまでに報告してきた材料を中心に、有機二次電池の特徴を概説する 。

=令和3年度事業報告=

令和3年度第2回研究会
テーマ「新しい動作原理に基づく分析技術の新機軸」

◆新型コロナウイルス感染症対策のため、対面式の講演会を取り止め、オンラインによるライブ配信のみの講演とさせていただきますので、何卒ご了承を賜りますようお願い申し上げます。

案内プログラム(pdf版) ◆「第2回研究会テキスト」ダウンロード
<閲覧はID,パスワード要>
日時 令和4年2月3日(木)14:00~17:10
実施方法 オンラインによる講演会(ライブ配信) 

【講演会】<質疑応答含む>

演題および講師 (1)最先端レーザーラマン顕微鏡を用いた材料イメージング分析の世界(14:00~15:00)
ナノフォトン(株)セールス&アプリケーションズ シニアエンジニア 足立 真理子 氏 

レーザーラマン顕微鏡は、前処理なく成分の同定や構造分析が可能であり、サブミクロンの空間分解能で成分や構造の空間分布を可視化できる。講演では、ラマンイメージングの基礎と特徴、材料評価事例、課題や最新の技術動向等について詳しく紹介する。

(2)電子回折計Synergy-EDによるナノ結晶構造解析(15:05~16:05)
(株)リガク 応用技術センター ROD(単結晶解析)Gr アプリケーションサイエンティスト 伊藤 翔 氏

電子線回折を用いることにより、X線回折では困難な数十から数百ナノメートル・オーダーの、極微小結晶の構造解析が可能となります。Synergy-ED は、日本電子とリガクのコア技術を融合した、電子回折による微小結晶構造解析プラットフォームです。最大の特徴は結晶の探索からデータ測定・構造解析までをシームレスに行えるワークフローです。本発表では、電子開設による3次元分子構造の決定までの一連の段階や動作、解析例などを紹介させていただきます。

(3)固体DNP-NMRを活用する有機材料の精密構造解析(16:10~17:10)
(国研)産業技術総合研究所 触媒化学融合研究センター 主任研究員  田中 真司 氏

溶液核磁気共鳴分光法 (NMR) は、合成化学の分野において欠かせない分析手法である。一方、固体 NMR は、溶媒に不溶な材料も分析することができ、汎用性が高いが、シグナル感度の低さからこれまで材料分析に汎用されてこなかった。本講演では、固体NMRのシグナル高感度化法として近年発展した、動的核偏極 (DNP) を活用する固体NMRについて、その有機材料の分析例を中心に説明する。

 
機能性色素部会・エレクトロニクス部会合同 公開講演会 ~ 一般参加歓迎 ~
テーマ「センサネットワークによるスマートソサエティーの実現に向けて」<オンラインによる講演会>
日時   令和3年10月26日(火)13:00~17:30
開催形式 オンラインによる講演会(Zoom活用)
※詳細プログラムは、機能性色素部会ホームぺージをご参照ください。
  
第10回機能性色素および先端材料に関する東アジアシンポジウム(EAS-10)<オンライン>
<The 10th East Asia Symposium on Functional Dyes and Advanced Materials>
  共催:近畿化学協会機能性色素部会・同エレクトロニクス部会、台湾染料顔料工業同業公会
日時 令和3年9月9日(木)
開催形式 オンライン形式
※詳細はこちらをご参照ください。

令和3年度第1回研究会
テーマ「5G時代の高周波に対応する材料、技術」

◆新型コロナウイルス感染症対策のため、対面式の講演会を取り止め、
 
オンラインによるライブ配信のみの講演 とさせていただきますので、何卒ご了承を賜りますよう
 お願い申し上げます。

案内プログラム(pdf版) ◆『第1回研究会テキスト』ダウンロード
<閲覧はID,パスワード要>
日時 令和3年5月21日(金)14:00~17:10
実施方法 オンラインによる講演会(ライブ配信) 

【講演会】<質疑応答含む>

演題および講師 (1)5G時代の高周波に対する高分子材料の技術動向
(14:00~15:00)   横浜国立大学 元教授・横浜市立大学客員教授 高橋 昭雄 氏 

通信規格5Gの適用そして、さらに6Gに向けて技術開発が進められている。信号伝送の中核的役割を果たす、 プリント配線板には高分子材料が適用されており、10GHzを超える高周波領域での低誘電特性が要求されている。 電子機器と配線板の関係に触れた後、自身の開発経験及び各社の開発状況を通して、高分子材料設計の考え方、 合成と配合、配線板への応用について講演する。

(2)Beyond5G時代に向けた電気光学ポリマーテラヘルツデバイス技術の研究開発
(15:05~16:05) (国研)情報通信研究機構 未来ICT研究所 主任研究員 梶  隆博 氏

Beyond 5G時代における超高速・大容量無線通信の実現に向けて、100 GHz以上の周波数を有するテラヘルツ波の利用が期待される。 電気光学ポリマーは、LNなどの無機非線形光学材料と比較して大きな電気光学係数を有するとともに、数百GHz以上の超高速動作が可能であることから、 我々は、高効率かつ低コストの無線・光信号変換デバイス等の実現に向けた研究開発を進めている。講演では、電気光学ポリマーと 低損失・低誘電率高分子材料を用いたデバイス技術の開発について紹介する。

(3)圧電デバイス用としてのウルツ鉱型窒素化合物薄膜の開発(16:10~17:10)
(国研)産業技術総合研究所 センシングシステム研究センター 主任研究員 上原 雅人 氏

13族元素の窒化物であるAlNやGaNは光学素子やパワーデバイス用材料として知られているが、これらは圧電反応も示す。 特にScAlNは優れた圧電性能を有し、5G用RFフィルタとしてスマートフォンに搭載される等、次世代圧電デバイス用として期待されている。 この圧電性能の向上はSc添加による弾性軟化に起因する。AlNやGaNの材料設計では、同族元素の添加(固溶体化)がよく知られているが、 今回はSc等の遷移金属添加による新しい材料設計について紹介する。
 

=令和2年度事業報告=   

機能性色素部会・エレクトロニクス部会合同 公開講演会 ~ 一般参加歓迎 ~
テーマ「マテリアルインフォマティクスの最近の動向」 <オンラインによる講演会>
日時 令和2年11月12日(木)13:00~17:10
開催形式 オンラインによる講演会(Microsoft Teams活用)
※詳細プログラムは、機能性色素部会ホームぺージをご参照ください。
令和2年度第1回研究会
テーマ「希少金属を取り巻く基礎研究と国際マーケットの現況」

◆新型コロナウイルス感染症対策のため、対面式の講演会を取り止め、オンラインによるライブ配信のみの講演 とさせていただきますので、何卒ご了承を賜りますようお願い申し上げます。

  ◆部会機関誌「Electronics Communications」
『研究会活動報告』記事
<ID/Pas.が必要です> 
案内プログラム(pdf版) ◆『第1回研究会テキスト』ダウンロード
<約10MB、ID,Pas.が必要です>
日時 令和3年5月21日(金)14:00~17:10
実施方法 オンラインによる講演会(ライブ配信) 

【講演会】<質疑応答含む>

演題および講師 (1)希土類イオンを使った分子性磁性材料(14:00~15:00)
電気通信大学大学院情報理工学研究科 教授 石田 尚行氏

希土類イオンは、大きな磁気モーメントと強い磁気異方性を有するために磁性材料の構成イオンとして有用である。実際に、 高密度記録媒体やスピントロニクスを目指した単分子磁石の開発において、希土類錯体は多くの関心を集めている。それらを合成開発する現場において、イオン依存性(化学的傾向)は興味深い課題である。希土類イオンの周期律はどのような形で発現するのか、それはなぜ起こるのか。

(2)希土類イオンを使った分子性磁性材料(15:00~16:00)
北海道大学工学研究院応用化学部門機能材料化学分野 教授 長谷川 靖哉氏

蛍光灯に使われているユーロピウムやテルビウムは希土類の一種である。これら希土類に分子をとりつけた発光体を紹介する。ディスプレイから宇宙開発、そして農業展開について説明する。

(3)2021年世界経済と商品市場動向(16:10~17:10)
(株)マーケット・リスク・アドバイザリー 新村 直弘氏

オバマ政権時代から米国が進めてきた自国回帰の動きがトランプ政権誕生から加速、年初に世界に拡大したコロナウイルスの影響で世界は親米・親中に二分されることがほぼ確実になってきた。その中で商品の商流が変化し、価格の変動性も高まることが予想される。混迷を深める2021年の世界経済と商品市場動向を展望する。
   ◆全プログラム終了後、講師の先生を囲んで希望者のみのアフターディスカッションを行います。お時間の許す方は是非ご参加ください。(17:10~18:00頃)
令和2年度第2回研究会
テーマ「新時代の分子・有機エレクトロニクス」

◆新型コロナウイルス感染症対策のため、対面式の講演会を取り止め、オンラインによるライブ配信のみの講演 とさせていただきますので、何卒ご了承を賜りますようお願い申し上げます。


  ◆部会機関誌「Electronics Communications」
『研究会活動報告』記事
<ID/Pas.が必要です>  
◆『第2回研究会テキスト』ダウンロード
<約8MB、ID,Pas.が必要です>
日時 令和3年2月2日(火)14:00~17:10 (4/22開催予定分)
実施方法 オンラインによる講演会(ライブ配信) 

【講演会】<質疑応答含む>

演題および講師 (1)有機材料ならではの機能をもった次世代トランジスタの開発(14:00~15:00)
(国研)物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス拠点 副拠点長 若山  裕 氏

有機トランジスタ研究は特性や安定性の向上から実用化を目指した生産性の向上へとそのステージを移行させている。一方、これまでの研究実績を活かしてセンサーやメモリ、発光などの有機材料ならではの機能を持った次世代トランジスタの開発が黎明期を迎えている。本講演ではそんな次世代有機トランジスタとしてイオン検出、光応答、多値論理回路などを紹介する。

(2)1分子デバイスと機械学習の融合(15:00~16:00)
大阪大学産業科学研究所 教授 谷口 正輝 氏

10年前は、1個の細菌、ウイルス、DNAなどを検出・識別する技術が、実用化されると期待されていなかった。私たちが開発してきた1個の細菌・ウイルスを高精度で検出・識別する技術は実用化され、多くの応用が開発中である。一方、DNAの塩基配列を1分子単位で決定する技術は、実用化段階に入っており、計測現場は宇宙へと向かいつつある。このような1分子デバイスを実用化レベルへとシフトさせたのが機械学習を用いた解析手法である。

(3)ヘテロエピタキシャル球状(HS)ナノギャップ電極を用いた単分子トランジスタ(16:10~17:10)
東京工業大学科学技術創成研究院フロンティア材料研究所 教授 真島  豊 氏

白金電極上に金を球状にヘテロエピタキシャル成長させたHSナノギャップ電極を我々は開発した。HSナノギャップ電極は、ギャップ部の曲率半径が5nm以下で、ギャップ長は分子長である。ギャップ間にπ共役系分子を化学吸着させた単分子トランジスタは、安定して動作する。本報告では、これらのHSナノギャップ電極と、単分子トランジスタについて概説する。

=令和元年度事業報告=

令和元年度第2回研究会
テーマ「新規材料開発をもたらす機能性有機分子」
  ◆部会機関誌「Electronics Communications」
『研究会活動報告』記事
<ID/Pas.が必要です> 
案内プログラム(pdf版) ◆『第2回研究会テキスト』ダウンロード
<約6MB、ID,Pas.が必要です>
日時 令和2年 2月7日(金)14:00~17:10
会場 大阪科学技術センター4階404号室
[大阪市西区靭本町1-8-4 電話06-6443-5324]
<交通>OsakaMetro四つ橋線「本町」駅25・28 番出口より北へ徒歩約5分、うつぼ公園北詰め.
http://www.ostec.or.jp/access.html

【講演会】<質疑応答含む>

演題および講師 (1)ピコリンアミダト配位子を有する多機能分子触媒の設計と有用性について(14:00~14:30)
関東化学(株) 試薬事業本部 化学品開発部 課長 渡辺 正人氏

(2)アクリルアミド系水溶性架橋剤(14:30~15:00)
富士フイルム(株) R&D統括本部 有機合成化学研究所 研究マネージャー 大屋 豊尚氏

(3)光塩基発生剤を用いたUVアニオン硬化(15:00~15:30)
富士フイルム和光純薬(株) 機能性材料研究所 主任 酒井 信彦氏

(4)東京化成工業の有機エレクトロニクス(15:30~16:00)
東京化成工業(株) 王子研究所 有機エレクトロニクス材料開発Gr 河田  総 氏

(5)ビッグデータ社会におけるAIの重要性~AIは新材料を見つけることができるのか~(16:10~17:10) 
 長瀬産業(株) 執行役員 NVC室 室長 折井 靖光 氏

【懇親会】*講師の先生を囲みアフターディスカッションを兼ねたビアパーティを開催します。

時間 17:15~18:30
場所 「ATRIO CAFE」
[大阪市西区京町堀1-8-27、講演会場より徒歩1分、電話06-6447-9898]
機能性色素部会・エレクトロニクス部会合同 公開講演会 ~一般参加歓迎~
テーマ「機能分子材料のバイオ医療応用」
案内プログラム(pdf版)
主催 近畿化学協会機能性色素部会・同 エレクトロニクス部会
協賛 化学工学会関西支部、近畿化学協会、日本化学会近畿支部、日本材料学会関西支部、日本薬学会関西支部、有機合成化学協会関西支部
日時 令和 元年11月 8日(金)13:00~18:30
会場 大阪科学技術センター6階605号室
[大阪市西区靭本町1-8-4 電話06-6443-5324]
<交通>地下鉄四つ橋線「本町」駅25・28 番出口より北へ徒歩約7分、うつぼ公園北詰め.
http://www.ostec.or.jp/access.html

【講演会】

演題および講師 (1) 臓器チップ~創薬活用における現状と今後~(13:00~14:00)
(国研)産業技術総合研究所 先端フォトニクスバイオセンシングOIL
  副ラボ長 藤田 聡史 氏

(2)JSRにおける材料からのライフサイエンス分野へのアプローチ
(14:00~15:00)      
 JSR(株)筑波研究所 主任研究員 宮路 正昭氏

(3) <題目・講師変更>
 ナノ粒子の化学が貢献する医用生体イメージング (15:10~16:10)
 京都大学大学院工学研究科 教授 近藤 輝幸氏

(4)医用ものづくりにおける医工連携バイオデザイン教育(16:10~17:10)
 大阪市立大学大学院医学研究科心臓血管外科学 教授 柴田 利彦氏

【懇親会】

時間 17:15~18:30
場所 ATRIO CAFE(大阪市西区京町堀1-8-27、TEL.06-6447-9898、会場より徒歩約1分)

第9回機能性色素および先端材料に関する東アジアシンポジウム(EAS-9)
<The 9th East Asia Symposium on Functional Dyes and Advanced Materials>
   ◆部会機関誌「Electronics Communications」
『研究会活動報告』記事
<ID/Pas.が必要です>
  共催:台湾染料顔料工業同業公会、台北科技大学、近畿化学協会機能性色素部会・同エレクトロニクス部会
日時 令和元年9月17日(火)~20日(金)
会場 台北科技大学[台湾 台北市]
※詳細プログラムはこちらをご参照ください。
機能性色素・エレクトロニクス部会 合同 
「見学・研修セミナー@東洋紡(株)高砂工場」
日時 令和元年 7月29日(月) 14:00~18:30
会場 東洋紡(株)高砂工場
(兵庫県高砂市曽根町2900、TEL.079-447-7160(代表))
※詳細プログラムは機能性色素部会欄をご参照ください。
令和元年度第1回研究会
テーマ「古くて新しい材料:有機・無機ペロブスカイト研究の新潮流」
  ◆部会機関誌「Electronics Communications」
『研究会活動報告』記事
<ID/Pas.が必要です> 
案内プログラム(pdf版) ◆『第1回研究会テキスト』ダウンロード
<約10MB、ID,Pas.が必要です>
日時 令和元年 5月13日(月)14:00~18:30
会場 大阪科学技術センター7階701号室
[大阪市西区靭本町1-8-4 電話06-6443-5324]
<交通>OsakaMetro四つ橋線「本町」駅25・28 番出口より北へ徒歩約5分、うつぼ公園北詰め.
http://www.ostec.or.jp/access.html

【講演会】<質疑応答含む>

演題および講師 (1)ハロゲン化鉛系ペロブスカイトの基礎光物性と光学デバイスへの応用(14:00~15:00)
佐賀大学大学院工学系研究科 准教授 江良 正直 氏

量子井戸構造を有するハロゲン化鉛系層状ペロブスカイトを中心に、ハロゲン化鉛系ペロブスカイトの基礎的な光物性をその光学デバイスへの応用について述べたい。



(2)アニオン・配位子置換によるペロブスカイト量子ドットLEDの高性能化(15:00~16:00)
山形大学大学院有機材料システム研究科 助教 千葉 貴之 氏

ハロゲン化鉛ペロブスカイト構造を20 nm以下にナノ結晶化したペロブスカイト量子ドット(CsPbX3, X=Cl, Br, I)は、化学組成および粒径サイズにより可視光全域での発光波長制御が可能であり、高い発光量子収率とシャープな発光スペクトルを示すことから、次世代発光材料として大きく注目を集めている。本講演では、ペロブスカイト量子ドットの配位子交換やハロゲンアニオン交換といった『追処理技術』により、ハロゲンアニオン欠陥の抑制とペロブスカイト量子ドット発光デバイス(LED)の高性能化について紹介する。


(3)ペロブスカイト太陽電池の開発:研究最前線(16:10~17:10)
京都大学化学研究所複合基盤化学研究系 教授 若宮 淳志 氏

有機・無機ペロブスカイト太陽電池は次世代の薄膜太陽電池として注目を集めている。その光電変換効率も短期間で著しく向上し、20%を超える効率が得られるようになっている。本講演では、高性能化の鍵となる溶液の塗布で作製できるペロブスカイト薄膜の基礎化学と、本太陽電池の実用化を目指した我々の取り組みについて紹介する。

【懇親会】*講師の先生を囲みアフターディスカッションを兼ねたビアパーティを開催します。

時間 17:15~18:30
場所 「ATRIO CAFE」
[大阪市西区京町堀1-8-27、講演会場より徒歩1分、電話06-6447-9898]


=平成30年度事業活動=

平成30年度第3回研究会
テーマ「熱マネージメント材料の新展開」
案内プログラム(pdf版) ◆『第3回研究会テキスト』ダウンロード
<約10MB、ID,Pas.が必要です>   
日時 平成31年 2月 1日(金)14:00~18:30
会場 大阪科学技術センター7階701号室
[大阪市西区靭本町1-8-4 電話06-6443-5324]
<交通>地下鉄四つ橋線「本町」駅25・28 番出口より北へ徒歩約7分、うつぼ公園北詰め.
http://www.ostec.or.jp/access.html

【講演会】<質疑応答含む>

演題および講師 (1)高分子材料の熱伝導と高熱伝導化技術(14:00~15:00)
(株)日立化成 先端技術研究開発センター 主管研究長 竹澤 由高 氏

大部分の高分子材料は固体物理学的には無秩序構造体である。マクロな観点から熱伝導現象を考えると、無秩序な樹脂に対してもフォノン散乱現象を工学的に理解する必要がある。高熱伝導化に有効なパーコレーションを利用したコンポジットについても、樹脂/フィラー界面のフォノン散乱の把握が重要である。本講演では、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂それぞれに対しての高熱伝導化技術を説明し、トピックスとして自己配列型のメソゲンエポキシ樹脂について紹介する。

(2)磁性・スピントロニクス材料がもたらす新しい熱マネジメント原理(15:00~16:00)
(国研)物質・材料研究機構 磁性・スピントロニクス材料研究拠点
グループリーダー 内田 健一 氏

スピンと熱の相互作用により、様々な物理現象や熱制御機能が発現する。例えば、最近我々が観測に成功した「異方性磁気ペルチェ効果」を用いれば、従来必須だった異物質の接合構造を作製すること無く、磁性体中で電流を曲げるだけで、単一物質において電子冷却・加熱することが可能になる。本講演では、異方性磁気ペルチェ効果に関する研究を中心に、最先端の熱計測により明らかにした種々の熱スピン効果の特性・機能を紹介する。

(3)有機・無機複合材料による熱電素子の作製(16:10~17:10)
九州工業大学 工学研究院 機械知能工学研究系 教授  宮崎 康次 氏

熱電素子の実用化へ向けて、熱電特性向上だけでなく、デバイス作製の低コスト化も重要であることが指摘されている。我々研究グループは、無機材料に有機材料を混合して、塗布できる材料とすることで実用化を目指しており、取り組みと現状を紹介する。

【懇親会】*講師の先生を囲みアフターディスカッションを兼ねたビアパーティを開催します。

時間 17:15~18:30
場所 「ATRIO CAFE」
[大阪市西区京町堀1-8-27、講演会場より徒歩1分、電話06-6447-9898]
★エレクトロニクス部会発足30周年記念研究会★ ~ 機能性色素部会員 参加歓迎 ~
平成30年度第2回研究会
テーマ「先端分析技術の最近の動向」
案内プログラム(pdf版) ◆『第2回研究会テキスト』ダウンロード
<約0.3MB、ID,Pas.が必要です> 
日時 平成30年12月3日(月)14:00~18:30
会場 大阪科学技術センター7階701号室
[大阪市西区靭本町1-8-4 電話06-6443-5324]
<交通>地下鉄四つ橋線「本町」駅25・28 番出口より北へ徒歩約7分、うつぼ公園北詰め.
http://www.ostec.or.jp/access.html

【講演会】<質疑応答含む>

演題および講師 (1)高速時間分解技術と超解像顕微鏡技術のアナロジー(14:00~14:40)
(株)ユニソク 分光・制御事業部 部長 中川 達央 氏

われわれが最近開発した新しい時間分解分光法である RIPT 法は、従来法がカバーできなかったすきま時間域を埋めることができるが、実はこの手法はノーベル賞を受賞した超解像顕微鏡技術と類似性がある。空間軸の測定技術とのアナロジーを絡めながら、最新の時間分解分光技術を紹介する。

(2)PTIR検出方式によるサブミクロン空間分解能赤外分光分析法(14:45~15:25)
(株)日本サーマル・コンサルティング  浦山 憲雄 氏

赤外光の回析限界により従来の赤外分光分析分解能限界は5~10μmであるが、PTIR(フォトサーマルインデュースドレゾナンス)検出方式により空間分解能500nm以下での赤外分光分析が可能になる。PTIR検出方式原理と応用実例を紹介する。

(3)アンビエントイオン化法DARTの基本的原理とその応用分析例(15:40~16:20)
日本電子(株)科学・計測機器営業本部  草井 明彦 氏

アンビエントイオン化法の一つであるDART(Direct Analysis in Real Time)を用いた質量分析は、前処理なしに様々な形態試料の有機物分析を簡便に行うことが可能である。本講演ではDARTの基本原理とその応用分析例を紹介する。

(4)高性能水蒸気透過度測定技術API-MS法の確立(16:25~17:05)
(株)住化分析センター 筑波ラボラトリー材料解析グループ  高萩  寿 氏

フレキシブル有機エレクトロニクスデバイスは、周辺部材から侵入する水蒸気による性能劣化の抑制が課題の一つとされている。現状の対策として、周辺部材の水蒸気透過性を低減する研究開発が活発化しているが、その目標に対して計測器の性能が追従できておらず研究開発のボトルネックとなっていた。この問題に対して当社は、新規の水蒸気透過度測定方法であるAPI-MS 法(大気圧イオン化質量分析法)を開発し、フレキシブル基板および接着剤の評価法を確立した。また、CEREBA(次世代化学材料評価技術研究組合)にて、API-MS 法における定量精度および接着剤の封止性評価法の時間的解析データを検証し、それぞれ高い信頼性を示す事ができた。さらに、本法の有効性が認められ、日本製の高感度高精度ガス透過試験装置を用いた水蒸気透過度試験法として初めてISOに登録された。

【懇親会】*講師の先生を囲みアフターディスカッションを兼ねたビアパーティを開催します。

時間 17:15~18:30
場所 うつぼParkSideGrill「壽・JU」
[大阪市西区京町堀1-13-20 メゾンド京町堀 1F(講演会場より徒歩2分)、電話06-6443-7388]
参加費 【講演会】
・近畿化学協会 エレクトロニクス部会会員/機能性色素部会会員/近畿化学協会(大学・公設機関所属)会員:無料
【懇親会】3,000円(当日会場にてお支払いください)
機能性色素部会・エレクトロニクス部会合同 公開講演会 ~一般参加歓迎~
テーマ「炭素系先端材料の新展開」
案内プログラム(pdf版) ★部会機関誌「Electronics Communications」
『研究会活動報告』記事
<ID/Pas.が必要です>
主催 近畿化学協会機能性色素部会・同 エレクトロニクス部会
協賛 化学工学会関西支部、近畿化学協会、日本化学会近畿支部、有機合成化学協会関西支部
日時 平成30年10月5日(金)13:00~18:30
会場 大阪科学技術センター4階405号室
[大阪市西区靭本町1-8-4 電話06-6443-5324]
<交通>地下鉄四つ橋線「本町」駅25・28 番出口より北へ徒歩約7分、うつぼ公園北詰め.
http://www.ostec.or.jp/access.html

【講演会】

演題および講師 (1) 分子間相互作用の理解に基づくCNT熱電変換材料の開発(13:00~14:00)
奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 助教  野々口 斐之 氏

(2)スーパーグロース法による単層カーボンナノチューブの量産化、産業普及への取り組み
(14:00~15:00)
日本ゼオン(株) 総合開発センターCNT研究所  上島  貢 氏

(3)Carbon Allotropes in Thin-Film Solar Cells <英語講演>(15:10~16:10)
東京大学大学院工学研究科 特任講師  田   日 氏

(4)グラフェンのCVD成長と応用開発、そして二次元材料への展開(16:10~17:10)
九州大学グローバルイノベーションセンター 教授  吾郷 浩樹 氏

【懇親会】

時間 17:15~18:30
場所 ATRIO CAFE(大阪市西区京町堀1-8-27、TEL.06-6447-9898、会場より徒歩約1分)
エレクトロニクス部会・機能性色素部会 合同
「見学・研修セミナー@日華化学(株)NICCAイノベーションセンター」
 案内プログラム(pdf) ★部会機関誌「Electronics Communications」
『研究会活動報告』記事
<ID/Pas.が必要です>
日時 平成30年7月17日(火)13:45~19:00
会場 日華化学(株)NICCAイノベーションセンター
(福井市文京4-23-1、TEL.0776-24-0213(代))
<交通(参考)>JR北陸本線「福井」駅12:50集合→えちぜん鉄道三国芦原線「福井」駅13:09発→「日華化学前」駅13:22着、徒歩約5分.
http://www.nicca.co.jp/04corp/06domestic.html#002

【講演会&見学会】<質疑応答5-10分含む>

講師・題目等 ◇開会挨拶

◇講演会<質疑応答5-10分含む>
(1)ペーパーエレクトロニクスの実現に向けたナノセルロース研究(13:50~14:50)
大阪大学産業科学研究所自然材料機能化研究分野 教授 能木 雅也 氏

(2)イノベーション創発に向けた日華化学の取り組み~NICCAイノベーションセンター~
(15:00~16:00)
日華化学(株)執行役員 化学品部門界面科学研究所 所長 兼 研究開発戦略部 部長
稲継 崇宏 氏

◇見学会(16:10~17:00)日華化学(株)NICCAイノベーションセンター

【懇親会】*講師、日華化学(株)の方を交えて、アフターディスカッションを兼ねた懇親会を開催します。

時間 17:45~19:00
場所 炭火ステーキキッチン&バル アオッサ店
(福井市手寄1-4-1 アオッサ3階 JR福井駅より徒歩1分.TEL. 0776-20-2123)
コンピュータ化学部会 公開講演会(第102回例会)
「マテリアルズ インフォマティクスの最近の動向」~一般参加歓迎~
[近畿化学協会エレクトロニクス部会 共催]
日時 平成30年 7月 5日(木)14:00~18:30
会場 大阪科学技術センター 7階702号室(大阪市西区靱本町1-8-4、TEL.06-6443-5324)
  プログラム内容・参加方法(近畿化学協会エレクトロニクス部会員は聴講無料)などの詳細は「コンピュータ化学部会」ホームページをご覧ください。 
平成30年度第1回研究会
「マテリアルインフォマティクス:AI利用の可能性」
[近畿化学協会コンピュータ化学部会 共催]
 案内プログラム   ◆『第1回研究会テキスト』ダウンロード
<約28MB、ID,Pas.が必要です>
★部会機関誌「Electronics Communications」
『研究会活動報告』記事
<ID/Pas.が必要です> 
日時 平成30年5月16日(水)14:00~18:30
会場 大阪科学技術センター 4階404号室
(大阪市西区靱本町1-8-4、TEL.06-6443-5324)
<交通>地下鉄四ツ橋線「本町」駅25・28 番出口より北へ徒歩約7分、うつぼ公園北詰め.
http://www.ostec.or.jp/access.html

【講演会】<質疑応答5-10分含む>

題目および講師 (1)高分子材料開発におけるシミュレーションとインフォマティクスの連携(14:00~15:00)
(国研)産業技術総合研究所 機能材料コンピュテーショナルデザイン研究センター 統括研究主幹 青柳 岳司 氏
高分子材料開発における計算機シミュレーションと機械学習等の情報科学的手法との連携に関して、アプローチの可能性、事例などに関して紹介する。合わせて、現在進行中のNEDOプロジェクト「超先端材料超高速開発基盤技術プロジェクト」に関して概要と現在の進捗状況に関して紹介する。


(2) 第一原理計算とベイズ統計を融合したデータ駆動型物質探索(15:00~16:00)
北陸先端科学技術大学院大学情報科学系 准教授 本郷 研太 氏
最近、物質・材料科学と統計科学・データ科学との融合展開である「マテリアルズ・インフォマティクス(MI)/材料情報科学」が注目されている。本講演では、MI研究の現況を概観した後、典型的な物質探索法であるハイスループット・バーチャルスクリーニングとの対比の上で、講演者らが最近開発した新しい物質探索手法である、第一原理計算計算とベイズ統計に基づくデータ駆動型物質探索手法について解説する。


(3) データ科学の先進技術がもたらす材料研究の在り方(16:10~17:10)
情報・システム研究機構 統計数理研究所 ものづくりデータ科学研究センター センター長・教授 吉田  亮 氏
一般に材料設計のパラメータ空間は極めて広大である.例えば、低分子有機化合物のケミカルスペースには、10^60個を超える埋蔵物質が存在すると言われている.問題の本質は、このような広大な空間から所望の物性・機能を併せ持つ埋蔵物質を発掘することである.データ科学の観点から、マテリアルズインフォマティクスの最前線及びデータ科学の先進技術がもたらす次世代の材料開発の在り方を示す.

【懇親会】*講師の先生を囲みアフターディスカッションを兼ねたビアパーティを開催致します。

時間 17:15~18:30
場所 ATRIO CAFE
(大阪市西区京町堀1-8-27 TEL.06-6447-9898、大阪科学技術センターより徒歩約1分)
参加資格 近畿化学協会エレクトロニクス部会/コンピュータ化学部会 部会会員
近畿化学協会学識会員(大学・公設機関所属)
参加費 [講演会]近畿化学協会エレクトロニクス部会/コンピュータ化学部会 会員:聴講無料
[懇親会]3,000円(当日お支払いください)

=平成29年度事業活動=

平成29年度第2回研究会
「高分子材料に注目したエレクトロニクス関連技術 -第2弾-」
 案内プログラム  ★部会機関誌「Electronics Communications」
『研究会活動報告』記事
<ID/Pas.が必要です>
日時 平成30年2月7日(水)14:00~18:30
会場 大阪科学技術センター 4階403号室
(大阪市西区靱本町1-8-4、TEL.06-6443-5324)
<交通>地下鉄四ツ橋線「本町」駅25・28 番出口より北へ徒歩約7分、うつぼ公園北詰め.
http://www.ostec.or.jp/access.html

【講演会】<質疑応答5-10分含む>

題目および講師 (1)有機薄膜太陽電池用高分子材料の開発(14:00~15:00)
広島大学大学院工学研究科 教授 尾坂  格 氏
本講演では、有機薄膜太陽電池の高効率化に向けた高分子系半導体材料の設計と、構造-物性相関について紹介する。また、有機薄膜太陽電池のボトルネックである光エネルギーロス(電圧ロス)の低減について、材料面からのアプローチについて議論する。

(2) 機能性ナノ材料を用いた多機能テキスタイルデバイスの創成(15:00~16:00)
信州大学繊維学部化学・材料学科 教授 木村  睦 氏
ファイバー内・表面にナノ材料を導入した機能性ファイバーを紡糸し、これらのファイバーを編織によるセンサー・アクチュエーター機能を持つ多次元性テキスタイルデバイスに関し研究開発を進めている。講演では、テキスタイルデバイスのための様々なプロセスおよび応用展開について紹介を行う。

(3) 生物の身体デザインに着想を得た柔軟材料で創るソフト・ロボット(16:10~17:10)
東京大学大学院情報理工学系研究科 特任講師 梅舘 拓也 氏
われわれの日常生活や自然環境とダイナミックに力のやり取りをしながら、生物のようにしたたかにしぶとく駆動するロボットを設計するためには、そのボディに生物同等の柔軟さを持たせる必要がある。このようなロボットの実現には、工場や物流センタで使われる硬いロボットの常識に捕らわれず、ソフト・ロボティクスのための設計・制御・製造方法を新たに構築する必要がある。本講演では、そのような観点から近年注目を集めているソフト・ロボティクスと言う研究領域と我々の取り組みを紹介する。

【懇親会】*講師の先生を囲みアフターディスカッションを兼ねたビアパーティを開催致します。

時間 17:15~18:30
場所 Parkside Grill 壽(JU)
(大阪市西区京町堀1-13-20 メゾンド京町堀1F TEL.06-6443-7388、会場より徒歩約3分)
参加費 【講演会】部会 会員:無料
【懇親会】3,000円(当日お支払いください)
平成29年度第1回研究会
「高分子材料に注目したエレクトロニクス関連技術」
日時 平成29年12月13日(水)14:00~18:30
会場 大阪科学技術センター 6階605号室
(大阪市西区靱本町1-8-4、TEL.06-6443-5324)
<交通>地下鉄四ツ橋線「本町」駅25・28 番出口より北へ徒歩約7分、うつぼ公園北詰め.
http://www.ostec.or.jp/access.html

【講演会】<質疑応答5-10分含む>

題目および講師 (1) フレキシブルエレクトロニクスを活用したIoTシステムの構築 ~ご家庭内での脳のセルフケア、構造物ヘルスケアを実例に~(13:30~15:00)
大阪大学栄誉教授/ 大阪大学 産業科学研究所 教授 関谷  毅 氏

本講演では、シート型のIoTセンサシステムについて紹介する。ここでは単なる材料やデバイス開発ではなく、回路・システム・電源・通信・情報処理までを一貫してつなぎ、実空間より得られる膨大な情報を可視化、自動診断する技術開発について詳細に述べる。その具体例として、ご家庭での脳のヘルスケアを可能にするパッチ脳波センサシステムや、長期間構造物の自動保全を可能にする構造物ヘルスケアセンサシステムについて紹介する。

(2) 電子デバイスの多様化に対応する実装材料技術の進展(15:00~16:00)
群馬大学大学院理工学府知能機械創製部門 准教授 井上 雅博 氏

近年、ウェアラブルデバイスに代表されるように電子デバイスの多様化が顕著になってきた。この流れに対応するため、電子実装技術においても従来のフレキシブル回路の概念を拡張し、伸縮性に対応できる電子回路を実現するための検討が進められるようになった。しかし、材料技術や生産技術において課題が多く残されている。本講演では伸縮性印刷ペースト材料の材料技術や周辺実装技術の課題について議論したい。

(3) メタロ超分子ポリマーのエレクトロクロミック特性と表示デバイス応用(16:10~17:10)
(国研)物質・材料研究機構 機能性材料研究拠点 電子機能高分子グループ グループリーダー 樋口 昌芳 氏

メタロ超分子ポリマーは、金属イオンと有機配位子が交互に繋がった構造を有する超分子型ポリマーであり、金属イオンの電気化学的酸化還元によって、可逆なエレクトロクロミック特性を発現することを見出した。本講演では、メタロ超分子ポリマーのエレクトロクロミック特性の特徴と、それを利用した表示デバイス応用について紹介する。

【懇親会】*講師の先生を囲みアフターディスカッションを兼ねたビアパーティを開催致します。

時間 17:15~18:30
場所 POSTINO CAFE(大阪市西区京町堀1-8-27、会場より徒歩1分)
参加費 【講演会】部会 会員:無料
【懇親会】3,000円(当日お支払いください)
機能性色素部会・エレクトロニクス部会 共催 ~一般参加歓迎~
第8回機能性色素および先端材料に関する東アジアシンポジウム[EAS-8]
The 8th East Asia Symposium on Functional Dyes and Advanced Materials
日時 平成29年 9月20日(水)~22日(金)
会場 会 場 CSIR-NIIST, Thiruvananthapuram, Kerala, INDIA
機能性色素・エレクトロニクス部会 合同
「見学・研修セミナー@日東電工(株)Inovas」
日時 平成29年 7月10日(月) 14:00~18:30
会場 日東電工(株)茨木事業所 正門 <集合場所>
(大阪府茨木市下穂積1-1-2、TEL.072-622-2981(代表))
※詳細プログラムは機能性色素部会欄をご参照ください。
機能性色素・エレクトロニクス部会 合同公開講演会 ~一般参加歓迎~
テーマ「ディスプレイ材料に関する最近の動向と新展開」
日時 平成29年 4月26日(水)10:00~18:30
会場 大阪科学技術センター8階中ホール
[大阪市西区靭本町1-8-4 電話06-6443-5324]
※詳細プログラムは機能性色素部会欄をご参照ください。

=平成28年度事業活動=

平成28年度第3回研究会
「広がりを見せる多様なナノサイズ材料とその応用の最前線」
案内プログラム(pdf)  部会機関誌「Electronics Communications」
『研究会活動報告』記事<ID/Pas.が必要です>
日時 平成29年1月16日(月)13:30~18:30
会場 大阪科学技術センター7階701号室
(大阪市西区靱本町1-8-4、TEL.06-6443-5324)
<交通>地下鉄四ツ橋線「本町」駅25・28 番出口より北へ徒歩約7分、うつぼ公園北詰め.
http://www.ostec.or.jp/data/access.html

【プログラム】

講演会 (1)聴覚の工学的考察とその応用(13:30~14:20)
鹿児島大学大学院理工学研究科機械工学専攻 准教授 村越 道生 氏
感覚器官は生物個体と外界を繋ぐインターフェイスであり、進化の過程において高度にシステム化されてきた。そのためそのメカニズムには不明な点が多い。反面、その特化した特性を利用できればこれまでにない全く新しいシステムの創出が期待できる。本講演では、聴覚の工学的考察(主に機械工学的視点で)を試み、最新の研究動向とともにその応用可能性について検討する。

(2)ウォータージェット法で製造したセルロースナノファイバーの特長と応用事例(14:20~15:10)
(株)スギノマシン 経営企業本部新規開発部開発プロジェクト一課 チーフ 小倉 孝太 氏
植物の主成分であるセルロースをナノレベルまで解繊したセルロースナノファイバー(CNF)は、高強度低熱膨張、軽量といった優れた特長をいくつも有している。そのCNF の製造方法として、当社のウォータージェット法は最も優れた方法の一つである。本講演ではウォータージェット法で製造したCNFの特長と応用事例を紹介する。

(3)炭素系材料コーティングによる表面の高機能化(15:20~16:10)
東京工業大学大学院工学院機械系 准教授 赤坂 大樹 氏
様々な特性を材料の表面に付与する様々なコーティング技術が実用化されている。特に軽量で多様な機能を付与できる炭素の機能を付与するためのコーティング技術について講演をする。高機能摺動膜として適用されているダイヤモンド状炭素(DLC)膜の球へのコーティングや金属やプラスチック等とCNT 等の炭素材料からなるナノ炭素コンポジット被膜の形成技術まで膜を形成した現物の回覧とともに講演する。

(4)量子ドットの基礎と応用(16:10~17:00)
冨士色素(株) 代表取締役 森  良平 氏
量子ドットとは0.5 - 3 nmの驚くほどの小さいサイズの半導体などの材料から構成される材料で、原子や分子数が数十から数千と数えることさえできるレベルの人口原子とも言われている材料である。量子閉じ込め効果に基づき、サイズ依存性の発光スペクトルを示す不思議な材料であり、量子ドット太陽電池、ディスプレイ、レーザー、量子ドットコンピューター、バイオイメージングなど様々な分野で応用できる可能性がある。本講演ではその量子ドットの基礎と応用について紹介する。
懇親会
(17:10~18:30)
於:同所地下1階B101号室、懇親会参加費:3,000 円 当日会場にてお支払いください。
※講師の先生を囲みアフターディスカッションを兼ねたビアパーティを行います。
※過去の行事はこちらをご覧ください。