近畿化学協会

近畿化学協会について

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 一般社団法人「近畿化学協会」は、『我が国科学技術の基盤を担う化学および化学技術の専門家集団として、その知識を結集し、学際研究や異種産業技術間の連係・交流の場となり、新技術開発を奨励し、我が国科学技術の振興と社会経済の発展に貢献することを目的』として活動しています。
 多様化する社会のニーズに添うため、あらゆる分野の熱意ある方々のご参加を歓迎いたします。


会長・歴代会長

2021年・2022年度 会長
杉山  弘(Hiroshi Sugiyama)(京都大学大学院理学研究科)
歴代会長

会長挨拶

杉山会長写真

 一般社団法人近畿化学協会(キンカ)は、一昨年江口会長の時に100周年を迎え、その後を高部会長にバトンタッチされ、今年102年目を迎えました。2021年5月28 日の第38回社員総会・第212回理事会での承認を経て、近畿化学協会会長に就任しました。

現在は、コロナウイルスという今まで遭遇したことのないパンデミックで、世界は大きな混乱に陥りました。各国のコロナ対策も試行錯誤が続き、一貫してうまくいっているところは無いようにも思われます。米国の金融情報サイトであるブルームバーグが症例数、死亡率、陽性率、ワクチン接種率に基づいてCOVIDレジリエンス(耐性)の国別ランキングを毎月発表しています。5月の発表ではニュージーランド、シンガポール、オーストラリア、イスラエル、韓国の順で続き、米国13位、日本は14位ということです。ワクチン接種率は先進国の中ではほぼ最低ですが、死亡率が低いことで、この位置にいます。

救世主として登場したワクチンは、これまでにないmRNAやDNAを使って体の中でウィルスの表面のスパイクタンパク質を作らせる新しいタイプです。2年前に参加したゴードン会議で創薬ベンチャー であるモデルナ社が1-メチルシュードウリジンを使ってmRNAの抗原性を克服し、10種以上のmRNAが臨床試験に入っていることを知り、びっくりしました。さらに驚いたことは、ほぼ1年という短期間でコロナに対してワクチンが開発されたことです。このような事実は我が国のワクチン開発や生産体制についての戦略も考えさせられるものでありました。

またその一方、コロナ禍はIT化という社会に画期的な変化をもたらしつつあります。私が所属している大学でも、オンライン授業はインフラとしてはあることはあったのですが、特殊な講義を除いてあまり普及してはいませんでした。しかし昨年の5月から講義はほとんどオンラインとなり、レポートもオンライン提出、見逃した講義もオンデマンドで復習ができるようになりました。研究室で行なっている研究会や雑誌の抄録会、研究のディスカッションなども全面オンライン、コロナ収束後もオンラインの活用が多くなるのでははないかと思います。実際、キンカを含め学協会の活動も昨年は中止やオンライン化の模索状態が続き、一気にIT化が進んできています。対面式の会議からオンラインになって、資料の共有や検索など、良い面も沢山あると思います。しかし対面でしかできないことや生まれないこともあります。分野間をまたいだ、ざっくばらんなディスカッション、さらにはそれに基づいた共同研究など、新しくなかなか生まれて来ないようにも思います。

このような社会的な状況を考え、会長としてどのような貢献ができるかを考えると不安と責任を感じざるを得ません。が、これからはデジタル化のよいところは鋭意導入し、互いのコミュニケーションを高め、サロン的な交流を大事にするところは死守しながら、この2年間魅力のある協会になるよう努めたいと思っております。皆様のご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。

京都大学大学院理学研究科 杉山 研究室 HPへ

情報公開

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