第49回有機金属化学セミナー
講習会:ものづくりに使える触媒反応
主 催 | 近畿化学協会有機金属部会 |
協 賛 | 近畿化学協会・触媒学会・日本化学会近畿支部・有機合成化学協会関西支部 |
有機金属化学セミナーは,有機金属化学の基礎から触媒反応への応用,機能性有機材料への展開まで,そのエッセンスをたった一日で学ぶことができるお得な講習会です。オンライン開催なので全国どこからでも参加可能です。さらに,当日都合が悪い方も参加登録さえすれば後日オンデマンドで動画視聴頂けます(期間限定)。当日の質問セッションに加え,事前・事後にメールでの質問も受け付けけており,自慢の講師陣とインタラクティブに学習できる機会を提供します。特に次のような方にお勧めです。
・研究室・企業に配属されたばかりで,有機金属化学を基礎から学びたい学生さんや新入社員の方
・既に研究者として成熟しているけど,改めて有機金属化学を系統立てて学びたい方
・今後,錯体触媒の研究をスタートさせるために分野の全体像を把握したい大学,研究所,企業の方
・製品開発,プロセス効率化でブレークスルーを探している研究者の方
奮ってのご参加お待ちしています。
[日 時] 2023年6月14日(水) 9:00-17:00
- 本セミナーはZoomを用いたオンラインセミナーです。
(開催終了後,期間を限定し,動画配信を行う予定です。)- 視聴用のURL等をメールにてご連絡いたします。テキストは郵送いたします。
- 当日,可能な範囲で質疑応答の時間を設けます。
1.「遷移金属錯体触媒反応を理解するための基礎知識」 (9:00-9:40, 9:50-10:30)
大阪公立大学大学院理学研究科 大橋 理人 氏
高効率,かつ,高選択的な分子変換を可能にする触媒として活用されている遷移金属錯体の反応性を理解するために必要な「有機金属化学の基礎」について概説する。本セミナーを通じて遷移金属錯体の基本的な素反応とそれらの反応機構に関する理解を深めるとともに,自身で新反応を設計する際に必要となる基礎知識の習得を目指す。
2.「クロスカップリング反応」 (10:45-11:45)
京都大学大学院工学研究科 藤原 哲晶 氏
2010 年ノーベル化学賞の受賞対象となった鈴木-宮浦反応を中心に遷移金属触媒存在下での有機ハロゲン化物と有機金属化合物の炭素-炭素結合形成反応(クロスカップリング反応)について概説する。反応に利用可能な有機金属化合物の種類と特徴,触媒として用いる金属の特性ならびに有機ハロゲン化物の適用範囲といったクロスカップリング反応の基礎的な事項から,急速な進展を支える新触媒や新反応剤についても述べる。また,炭素-窒素結合形成反応(Buchwald-Hartwig反応)など関連する反応についても紹介する。
3.「C-H官能基化」(13:00-14:00)
大阪大学大学院工学研究科 平野 康次 氏
C–H活性化を利用した分子変換は,効率よく炭素−炭素結合形成を行う手段として急速に発展し,クロスカップリングやメタセシスと並んで,有機金属化学の教科書においても大きく取り上げられるようになった。一口にC–H官能基化と言っても,その反応機構や反応形式は実に多彩であり,炭素−炭素結合形成のみならず,炭素−ヘテロ原子結合形成反応へと展開される。さらに,活性化するC–H結合の位置の制御や,立体選択的反応への応用も進んできた。本講演では,C–H官能基化反応の基本について概説するとともに,有用物質合成に応用されている実例についても紹介する。
4.「遷移金属触媒反応を活用する機能性有機材料の合成」 (14:15-15:15)
兵庫県立大学大学院理学研究科 三宅 由寛 氏
有機発光材料,半導体材料,光電変換材料など有機エレクトロニクスの根幹をなす機能性有機材料の主役は,パイ電子共役系分子である。したがって,所望の光機能や電子機能を発現する材料を簡便に合成するためには,sp2 炭素-sp2 炭素結合や sp2 炭素-ヘテロ元素結合などを直截的に,しかも効率よく構築することのできるカップリング反応や C–H結合官能基化反応などの活用が欠かせない。本セミナーでは,そうした遷移金属触媒反応を利用した機能性材料の合成例を,有機材料に関する基礎知識を交えながら紹介する。
5.「可視光レドックス触媒反応の基礎から応用」 (15:30-16:30)
日本工業大学基幹工学部応用化学科 小池 隆司 氏
近年目覚ましく進展している金属錯体や有機色素を分子触媒として用いた光レドックス触媒系に関して,講師の研究室での実施例をもとに講習を行う。本セミナーでは,最新の光触媒反応の報告例や合成化学的応用例も紹介するが,光反応実験に必要な基礎知識や原理の習得を一つの目的とし,光化学への理解を深める。また,実験を行う際の注意点やフロー光反応への展開など実践的な内容にも触れる。
6.質問セッション (16:30-17:00)
【付録講演 (2022年度セミナーの際の講演のアーカイブ配信となります)】
「オレフィンメタセシス反応」
大阪公立大学大学院理学研究科 神川 憲 氏
遷移金属カルベン錯体を触媒活性種として炭素-炭素二重結合の切断と形成を伴う反応は,「オレフィンメタセシス反応」として知られており,今や有機合成化学における合成戦略にはなくてはならない分子変換ツールとして広く活用されている。この反応は,Ziegler-Natta触媒の研究過程で見いだされ,その後,グラブス触媒に代表される触媒活性と官能基許容性に優れたメタセシス触媒の開発により反応の適用可能範囲も大きく広がった。本セミナーでは,メタセシス反応触媒の設計概念と有機合成への応用について,最近の研究例を含めて紹介する。
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参 加 費 | 消費税を含む 有機金属部会法人会員 15,000円 大学官公庁所属会員 10,000円 協賛団体会員 20,000円 一般 35,000円 学生 4,000円 |
申込締切日 | 5月18日(木) 定 員 300名 * 上記申し込み締切日までにお申し込み、支払いを済ませてくださった方にはテキストを開催前に郵送します。 * 締切日以降も6月14日のセミナー開催まで申し込みは可能ですが、テキストが開催日に届かない可能性があることをご承知おきください。 |
申込方法 |
HP( https://kinkaomseminar2023.peatix.com/view )よりお申し込みください。
支払い後、Peatixより領収データを出力できますが、支払方法、支払日は記載されません。クレジットカード支払いの場合はカード会社発行の「ご利用明細書」や「引き落とし明細書」を領収書の代替として、コンビニ/ATM 払いの場合はコンビニエンスストア店頭でお渡しする領収書をご利用ください。 |
問い合わせ先 |
〒550-0004 大阪市西区靭本町1丁目8番4号(大阪科学技術センター6階)
近畿化学協会有機金属部会 電話 06-6441-5531 e-mail: om@kinka.or.jp |
【特定商取引法に基づく表記】
販売事業者 | 一般社団法人近畿化学協会 |
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運営統括責任者 | 事務局長 才寺高英 |
所在地 | 大阪府大阪市西区靱本町1-8-4 大阪科学技術センター6階 |
電話番号 | 06-6441-5531 |
メールアドレス | om@kinka.or.jp |
販売価格 | 各イベントのHPに記載しています。チケット毎に税込み価格で表示しています。 |
販売URL | https://kinkaom.peatix.com/ |
支払方法 | クレジットカード(VISA・MasterCard・JCB・American Express・Paypal)払い、またはコンビニ/ATM払い。 一部イベントについては、請求書払いも可能です。 イベントによって利用できる支払い方法が異なりますので、詳しくは各イベントページおよび、チケットの申し込み画面にてご確認ください。 |
支払時期 | (1)クレジットカード払いの場合 請求先情報の入力画面にて、クレジットカード払いにおける必要情報を入力し、購入確定時に与信処理および決済を行います。 (2)コンビニ・ATM払いの場合 チケットのお申込み後にお支払い案内メールをお送りします。お支払案内メールに記載されているお支払期限内に代金をお支払ください。 (3)請求書払いの場合 チケットのお申込み後に請求書が発行されます。記載されているお支払期限内に代金をお支払ください。 |
チケット代金以外の 必要金額 | ページ閲覧、イベント参加(Zoomウェビナー等)、コンテンツおよびソフトウエアのダウンロード等に必要となるインターネット接続料金、通信料金等は注文者ご自身の負担となります。その料金の詳細については、注文者ご自身様がご利用されているインターネットプロバイダー、携帯電話会社にお問い合わせ下さい。 なお、支払いに際し、コンビニ/ATM払いの場合、コンビニ/ATM払い手数料220円が必要となります。 |
販売数量 | 1チケット/人 |
商品引渡時期 | 決済手続き後、メール送信を行うことでチケット引渡が完了します。 チケット販売・決済代行業者:Peatixの「特定商取引法に基づく表記」もご覧ください。 |
返品・キャンセルについて | 商品の性質上、原則、商品の返品・キャンセルはお受けしていません。 しかし、各イベントの申し込み締切日までに、注文者ご自身がイベント主催者側へ返品・キャンセルの依頼を行い、イベント主催者側がこれを承諾した場合、返品・キャンセルを承ります。 返品・キャンセルを希望する場合は、ヘルプページの「チケットをキャンセルしたい」の案内に従ってお手続きください。 イベント主催者の事情によりイベントが中止となり、イベント主催者が当社所定の方法でイベントのキャンセル手続きを行った場合、購入されたチケットを返品・キャンセルし、チケット代金全額をご返金いたします。 |