第4回ナノバブル・マイクロバブル技術講習会
ナノバブル・マイクロバブルの実用化と最新計測技術の講演・実演展示会
〜ナノバブル・マイクロバブルの測定と応用事例〜
【プログラムPDF】
主 催 日本混相流学会混相流技術リエゾン専門委員会、近畿化学協会
協 賛 化学工学会粒子・流体プロセス部会気泡・液滴・微粒子分散工学分科会
化学工学会関西支部、日本化学会近畿支部、日本機械学会関西支部
微細気泡産業会、分離技術会
「ナノバブルおよびマイクロバブルを実際に利用したい」あるいは「測定,実験,研究を
してみたい」と考えている企業ならびに大学の研究者・技術者向けに,基礎,応用および
最新の話題に関する専門家による講演と,各種マイクロナノバブル発生装置メーカーによ
る実演展示,気泡径分布測定,オンサイト測定などの分析測定装置メーカーによる,ナノ
バブル・マイクロバブルの研究分析手法の実演測定を行います.今回は特に生物へのナノ
バブル・マイクロバブルの応用を中心として開催します.皆様の多数のご参加をお待ち申
し上げます.
日 時: 2012年11月30日(金) 8:50 〜 19:00
会 場: 大阪科学技術センター8F
【講演会】大ホール・【展示実演会】小ホール
(大阪市西区靭本町1-8-4)
<交通>地下鉄四つ橋線「本町」駅下車,北へ徒歩約5分.うつぼ公園北詰.
【プログラム】
開会挨拶 (8:50−9:00)
1.「マイクロバブル懸濁液の粘性流体力学的特性」(9:00-10:00)
北海道大学大学院工学研究院
エネルギー環境システム部門 教授 村 井 祐 一 氏
マイクロバブル懸濁液は,定常なせん断応力を受ける環境において非ニュートン性を示
し,周波数の高い非定常なせん断環境では粘弾性由来の運動量伝達現象が顕在化してくる.
また,僅かな相間スリップしか許されないことが原因で,気液間相互作用に空間構造化が
進み,二相流としての性質は通常サイズ気泡よりも逆に際だってくる場合がある.講演で
はこれらのレオロジー基礎過程と,船舶やパイプラインなどの境界層制御における応用段
階の結果を紹介する.
2.「マイクロバブルの気泡径計測の実際」(10:05-11:05)
(株)島津製作所分析計測事業部
グローバルアプリケーション開発センター 主任 丸 山 充 氏
マイクロバブル・ナノバブルが様々な分野で利用されることにより,気泡径分布が重要
なファクターとなってきていた.今回は,現在利用されている各種の気泡径分布を紹介し,
長所短所なども紹介します.また,レーザ回折粒度分布装置を用いた実際の測定例も紹介
し,さらに測定する際の留意点についても解説します.
3.「マイクロバブルによる生物への作用」(11:10-12:10)
有明工業高等専門学校 物質工学科 教授・副校長 氷 室 昭 三 氏
マイクロバブルによる微生物への影響について検討した結果,酵母のような真核微生物
には生理活性的な作用を示し,大腸菌,黄色ブドウ球菌,サルモネラ菌などの原核微生物
には殺菌作用を示すことを見出すことができた.さらに,植物ではキュウリやトマトなど
の野菜やイチゴや梨などの果物,動物では貝類やヒトに及ぼすマイクロバブルの作用につ
いて検討してきたが,たいへん興味深い結果が得られてきたので紹介する.
4.「マイクロバブルの医工学応用」(13:10-14:10)
東京大学大学院工学研究科 教授
兼 理事・副学長 松 本 洋一郎 氏
マイクロバブルを活用することにより,より高度な診断,治療システムが実現しつつあ
り,その開発のため,生体内での超音波の伝播挙動や微細気泡の振動挙動の解析がますま
す重要となってきている.ここでは,超音波とその下で微細気泡の物理作用を援用した診
断・治療システム開発への展望を述べる.
5.「マイクロバブル超音波造影剤の物理化学的特性および体内動態」
(14:15-15:15)
第一三共(株)研究開発本部
トランスレーショナルメディシン部 研究第一グループ長 松 村 学 氏
超音波検査用の造影剤は,マイクロバブルが超音波を効率的に反射する性質を利用して
いるが,静脈内に投与することから,医薬品としての品質・安全性が十分に担保できる設
計になっている.造影剤の種類と原理,物理化学的特性,体内動態について紹介する.
6.「ナノバブル技術に関するISO国際標準化への取組みの現状と今後の展望」
(15:15-15:45)
産業技術総合研究所 理事 矢 部 彰 氏
ナノバブルに関する計測方法を重要な観点と考え,ナノバブルが存在するかどうかの計
測方法を中心に据える国際標準化の推進活動について説明する.特に,ナノバブル発生技
術の特性と急速な技術展開を視野に入れ,国内標準ではなく,国際標準化を最初の段階か
ら目指す取り組み状況,多くの機能が期待されることから新しいTC(ISOの技術委員会)
設立を目指す活動について説明する.光触媒技術での国際標準化の成功例を参考に,早急
な国際標準化の推進が必要であることを説明する.
7. 実演展示会 (15:50-17:00) 於:8F小ホール
8. 懇親会・名刺交換会 (17:00-19:00) 無料 於:地下1階 B101号室
展示・広告募集 実演展示ならびにテキストへの広告掲載(A4・1頁もしくは1/2頁)を一
般募集します.ご希望される方は,下記問合先にお問合下さい.(展示料<広告掲載
料含>30,000 円 広告掲載のみ 1頁30,000 円 1/2頁15,000 円)
<締切:10月22日(月)11月2日(金)> 【展示募集要項PDF】
参加申込締切 11月16日(金)定員100名になり次第締切(先着順)
参 加 費 主催・協賛学会正会員15,000 円,主催・協賛学会法人会員20,000 円
非会員30,000 円,学生2,000 円 (テキスト代,消費税を含みます)
参加申込方法 下記申込用紙に必要事項を明記の上,E-mailもしくはFAXにてお申し
込み下さい.
*参加費は銀行振込(三井住友銀行備後町支店 普通預金No.1329441一般社団法
人近畿化学協会)、郵便振替(00930-5-64179一般社団法人近畿化学協会),
または現金書留をご利用下さい(振込手数料は参加者でご負担願います).
*申込者には参加証を送付します.(11月中旬頃)
問合・申込先 〒550-0004大阪市西区靭本町1-8-4 大阪科学技術センタービル6F
一般社団法人 近畿化学協会
TEL:06-6441-5531,FAX:06-6443-6685
E-mail:mail@kinka.or.jp
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連絡先 | 〒(勤務先と同じ場合は記入不要) |
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懇親会 | 参加( )・不参加( ) | ||
送金内容 | ( )主催・協賛学会正会員15,000 円 ( )主催・協賛学会法人会員20,000 円 ( )非会員30,000 円 ( )学生2,000 円 |
( )銀行振込 ( )郵便振込 ( )現金書留 |
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( )請求書 要 |