「第10回キンカ高分子化学研修コース」
【プログラムPDF】
主 催:近畿化学協会
協 賛:日本化学会近畿支部 高分子学会関西支部 繊維学会 日本接着学会
化学工学会関西支部 有機合成化学協会関西支部 大阪工研協会
キンカの面倒見のよさを生かした企画です。就職して、高分子の研究や製造業務に携
わることになった新社会人や、製造現場にかかわりを持つ経験者で高分子化学の概要を
再度概観されたい方を対象としています。大学でも企業でも教えられない「高分子の実
学の基礎」をわかりやすく伝授する、ひと味違った講習会です。企業では多くの研究者
が高分子に携わっているのに、就職してすぐに役立つ基礎知識についてはほとんど学べ
ていないのが実態です。企業研修プログラムとしても利用していただけ、この研修をき
っかけにして高分子化学のセンスと実学を効率よく身につけてください。またキンカが
大切にしている、人と人との交流についてもサポートします。講演終了後に交流会を行
い、企画委員も多数加わって若いうちから他社に知り合いを作るお手伝いをします。将
来必ず役に立ちますので、ぜひとも参加して、質問の続きや情報の交換をして産学官に
知り合いを作ってください。
日 時:平成25年 3月 7日(木)10時 〜 18時30分
会 場:大阪科学技術センター 4F 405室
(大阪市西区靭本町1-8-4、 電話06-6443-5324)
〈交通〉地下鉄四ツ橋線「本町」駅25番、28番出口を北へ徒歩約5分
うつぼ公園北詰
【プログラム】
1. 高分子の合成T〜ラジカル重合反応機構と反応速度論
(10:00 - 11:10)
大阪府立大学大学院工学研究科 准教授 安田 昌弘 氏
合成高分子を製造するプロセスにおいて、高分子の基礎化学は非常に重要である。具
体的には、どのような高分子を、どのような方法で、いかに作るかが大切であり、その
ためには、モノマーの状態、選択する触媒や開始剤および重合様式の選択とその反応機
構および重合反応速度論がイメージできないといけない。本講演では、ラジカル重合反
応に焦点を当て、重合反応機構と重合反応速度論ついて解説する。
2. 高分子の合成U〜乳化重合などの微粒子分散ラジカル重合反応の基礎
(11:10 - 12:20)
福井大学大学院工学研究科 准教授 鈴木 清 氏
乳化重合、懸濁重合などの微粒子が分散した系でのラジカル重合により、高分子の大
量生産、塗料や接着剤などの生産および機能性微粒子の製造が行われている。微粒子分
散ラジカル重合の機構について概説し、生産速度のコントロールや機能性微粒子の製造
に必要な基礎的な考え方を説明する。
3. 高分子の製造技術〜重合反応装置における攪拌と混合
(13:20 - 14:30)
住友重機械プロセス機器(株)事業開発部
攪拌技術グループ グループリーダー 彌富 隆一 氏
攪拌型の重合反応装置は、ポリマー製造プロセスにおけるプラント全体の心臓部とし
て使用されるケースが多い。本章では、重合反応装置の選定および設計に関する基本的
な考え方について説明し、あわせて最近の開発動向を紹介する。
4. 高分子材料の成形加工品の評価〜ユーザーから見れば
(14:30 - 15:40)
大阪ガス(株)エネルギー技術研究所
シニアリサーチャー 樋口 裕思 氏
様々な方法で加工された成形品を、実際に使用する立場で評価して品質管理を行う方
法について、いくつかの事例を挙げて紹介する。また、得られた結果から、材料の選定
基準の見直しや成形方法へのフィードバックなどへの取り組みを紹介する。
5. 高分子材料の解析技術〜ナノスケールから見れば
(15:50 - 17:00)
神戸大学大学院工学研究科 教授 西野 孝 氏
高分子材料を解析する目的は、@)合成した材料のキャラクタリゼーション、A)成
形した材料のキャラクタリゼーション、B)未知試料の同定に大別することができる。
この際、高分子は複雑な階層構造を有することから、どのレベルで何を解析したいのか
を明確に認識した上で、解析結果を鵜呑みにするのではなく、常に解析手法の原理・限
界を認識した上で取り組むことが重要になる。ここではナノスケールからの解析技術に
ついて、いくつかの事例を紹介する。
交流会(17:10 - 18:30)
於:同所 地下1F B101号室 参加無料
参 加 費 主催・協賛団体会員 30,000円、一般 40,000円(テキスト・消費税含む)
定 員 50名
申込方法 下記申込書に必要事項を明記の上、お申し込み下さい。
*参加費は、銀行振込(三井住友銀行備後町支店 普通預金No.1329441
一般社団法人近畿化学協会)、郵便振替(00930-5-64179 一般社団
法人近畿化学協会)または現金書留の何れかでお願いします。
(振込手数料は参加者でご負担願います)
*主催・協賛団体会員である会社・工場よりお申込みの場合、参加者個人が会
員外であっても会員参加費で取り扱います。
*申込者には参加証を送付します。(2月下旬頃)
*お申込後のキャンセルは開催日の前日までにお願い致します。前日までに
ご連絡がない場合は参加費を頂戴致します。
申 込 先 〒550-0004 大阪市西区靭本町1-8-4(大阪科学技術センター6F)
一般社団法人 近畿化学協会
TEL:06-6441-5531 FAX:06-6443-6685
E-mail:mail@kinka.or.jp
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勤務先 | 部・課名 | ||
所在地 | 〒 |
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連絡先 | 〒(勤務先と同じ場合は記入不要) |
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交流会 | 参加( ) ・ 不参加( ) | ||
送金内容 | ( )主催・協賛団体会員 30,000 円 ( )一般(非会員) 40,000 円 |
( )銀行振込 ( )郵便振込 ( )現金書留 |
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( )請求書 要 |