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近化高機能材料セミナー
「絶対に負けない日本のナノコロイド・機能性微粒子技術」
 
     ~合成・構造制御・応用~~


                                             【プログラムPDF
主 催:近畿化学協会
協 賛:大阪科学技術センター、大阪工研協会、色材協会、触媒学会、ナノ学会
    日本粉体工業技術協会、粉体工学会、化学工学会関西支部、高分子学会関西支部
    日本化学会近畿支部、有機合成化学協会関西支部



 ナノコロイドや機能性微粒子の構造を高度に制御しながら合成し、また、それらを集合させ
ることにより優れた機能性を発現させることが様々な分野で行われています。それらの用途は、
触媒、光・電子デバイス、機械材料、医療等、広い分野に及んでおり、合成・構造制御・応用
に関する研究・開発は高いレベルに達しています。今回、基礎から最新の研究までを学んで頂
けるようにこの分野の第一線で活躍される方にご講演頂きます。したがって、本セミナーはナ
ノコロイドや機能性微粒子の広い分野における応用を考えてゆくためのヒントを得る絶好の機
会となります。多数の方の参加をお待ちしております。


日 時:平成29年 2月 7日(火)10:00 ~ 18:30
会 場:大阪科学技術センター 7F 700号室

    (大阪市西区靭本町1-8-4、 電話06-6443-5324)
   〈交通〉地下鉄四つ橋線「本町」駅25番、28番出口を北へ徒歩約5分
       うつぼ公園北詰

【プログラム】

1.「機能性高分子微粒子の合成 ~異形・異相構造の制御~」
(10:00-11:00)
  南京工業大学先進材料研究院 教授
          神戸大学名誉教授 大久保 政芳 氏

 1970年代において金平糖状・ラズベリー状の異形高分子微粒子の生成をシード乳化重合法
を用いる複合高分子微粒子の作製過程で見いだして以来、数々の異形粒子の生成に出くわして
きた。というのは、そのような粒子の生成を意図したわけではなく、偶然に見つけたというの
が実際のところである。ただ、単純に考えて一見、熱力学的に不安定に見えるそのような異形
粒子の生成機構を考える内に、異相構造との密接な関連性が明らかになり、最近では、意図し
て異形粒子を作製できる段階に入っている。また、途切れることなく、異形粒子の作製に関す
る報告が内外でなされ、そこでは、応用についても紹介されている。本講演では、我々の研究
成果を中心に粒子設計の観点からお話しする。


2.「メタクリル酸メチル製造用金
  -酸化ニッケルコアシェル型ナノ粒子触媒の開発」
(11:05-11:55)
  旭化成(株)研究・開発本部
   化学・プロセス研究所無機材料研究室 室長 鈴木  賢 氏

 金-酸化ニッケル(Au-NiOx)ナノ粒子触媒が、酸素分子によるメタクロレインとメタノー
ルからメタクリル酸メチル(MMA)への酸化エステル化反応に高い活性、選択性を示すこと
を見出した。Au-NiOx ナノ粒子は、金をコアとしその表面が高酸化型の酸化ニッケルで被覆
されたコアシェル構造を有している。本触媒システムは、年産10万トンのMMA製造プラント
にて実用化された。


3.「マイクロリアクタを用いた機能性微粒子製造と
  移流自己組織化による構造形成」
(13:00-13:50)
  京都大学大学院工学研究科 講師 渡邉  哲 氏

 本講演では、マイクロリアクタの高い混合性能を活用したコアシェル型やパッチ型の複合微
粒子合成について紹介する。鍵となるのは、急速混合と強還元剤の組み合わせによる、界面に
おける不均一核生成である。さらに、移流集積法と呼ばれるコロイド粒子自己組織化手法を利
用した、周期状微粒子配列構造の形成についても紹介する。


4.「サイズと形で特徴化された新素材・単結晶ナノキューブの可能性」
  (13:55-14:45)
  国立研究開発法人 産業技術総合研究所 評価部 部長 加藤 一実 氏

 形とサイズを制御したナノメーターサイズの単結晶をナノクリスタルと呼び、通常のナノ粒
子と区別することがある。一辺の長さが5 nmの立方体形状を有した酸化セリウムナノキュー
ブや、一辺15 nmのチタン酸バリウム単結晶ナノキューブについて、個々の結晶の性質ととも
に、2次元〜3次元に秩序配列した精緻な構造体において特異な特性が発現することが確かめ
られている。本講演では、これまでに報告した結果を基に、この新たなナノ材料の構造と特性
の相関関係を考察し、未来型デバイスの可能性を展望する。

5.「量子ドット・ロッドの概要とその応用方法」
(15:00-15:50)
  メルク(株)PM先端技術事業本部         
     応用開発ラボ マネージャー 長谷川 雅樹 氏

 これまではバイオマーカーとしての応用に限られていた量子ドットだったが、三年前より液
晶テレビに応用されるようになり一躍注目を集めた。さらに2020年から放送される8kテレ
ビの規格であるBT2020の広い色域に適合させるために、量子ドットの応用が期待されてい
る。本講演では、量子ドットの概要から応用のために必要な表面処理と分散技術、問題点と現
在の解決方法、カドミウムフリー技術の現状、色域の拡大について述べる。さらに細長い形状
をもつ量子ロッドの概要を紹介し、量子ロッドの特徴を生かすための配向方法を紹介する。

6.「ナノ粒子分散による有機無機ハイブリッド材料の創出」(15:55-16:45)
  京都工芸繊維大学分子化学系 研究員 松川 公洋 氏 

 有機ポリマーやモノマーにナノ粒子を分散して得られる有機無機ハイブリッドは、表示デバ
イスに使用可能な高性能透明材料として期待されている。これらの有機無機ハイブリッドを形
成するには、ナノ粒子の表面改質をし、有機マトリクスとの界面制御を施すことが重要である。
本講演では、ナノ孔を含んだ低屈折率シリカハイブリッド、ジルコニアナノ粒子を分散して高
屈折率有機無機ハイブリッドなど、最近の研究成果について紹介する。。

アフターディスカッション (16:55-18:30)
  於:同所 地下1F B101号室 参加無料

定  員 70名(定員になり次第締切)

参 加 費
 主催・協賛団体会員15,000円、会員外20,000円、大学・官公庁5,000円、学生3,000円
       (テキスト・消費税含む)

申込方法 申込書に必要事項を明記の上、お申し込み下さい。
     (Webページからもお申込みいただけます。<下部のボタンをクリック>)
     *参加費は、銀行振込(三井住友銀行備後町支店 普通預金No.1329441 一般社団法人
      近畿化学協会)、郵便振替(00930-5-64179 一般社団法人近畿化学協会)または
      現金書留の何れかでお願いします。(振込手数料は参加者でご負担願います)
     *主催・協賛団体会員である会社・工場よりお申込みの場合、参加者個人が会員外であっ
      ても会員参加費で取り扱います。
     *申込者には参加証を送付します。(1月中旬頃)
     *お申込後のキャンセルは開催日の前日までにお願い致します。前日までにご連絡がない
      場合は参加費を頂戴致します。


申 込 先  〒550-0004 大阪市西区靭本町1-8-4(大阪科学技術センター6F)
       
一般社団法人 近畿化学協会
      TEL:06-6441-5531  FAX:06-6443-6685
      E-mail:mail@kinka.or.jp



近化高機能材料セミナー 「絶対に負けない日本のナノコロイド・機能性微粒子技術」
参加申込書
受講者名
会員資格                  
勤務先      部・課名       
所在地
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FAX        
連絡先 〒(勤務先と同じ場合は記入不要)
TEL       
FAX         
アフターディスカッション  参加(  ) ・ 不参加(  )    
送金内容 (  )主催・協賛団体会員 15,000 円
(  )会員外 20,000 円
(  )大学・官公庁職員 5,000 円
(  )学生 3,000円
( )銀行振込
( )郵便振込
( )現金書留
( )請求書 要