第11回研究会


主催 近畿化学協会合成部会ロボット合成研究会          

日時 平成12年4月21日(金)13:30−17:00    
会場 千里ライフサイエンスセンター 6階603号室       
    (豊中市新千里東町1-4-2 TEL:06-6873-2010)    
交通 地下鉄御堂筋線(北大阪急行)「千里中央」駅下車 北出口 


─講 演─

1.「マイクロリアクター最前線 ─第4回マイクロ反応工学国際会議(アトランタ)報告─」
                        港 晶雄 氏(京都薬科大学)

 第4回マイクロ反応工学国際会議(IMRET 4)が本年3月にアトランタ(米国)で開催された.本会議で発表されたマイクロリアクターに関する最新情報(デバイス,システム,反応など)について私見を交えて紹介した.

2.「Automated Synthesis: New Tools for the Organic Chemist」(英語)
                        Nicholas William Hird 氏(武田薬品)

 現在市販されている有機化学用(コンビナトリアルケミストリー用を含む)の自動合成装置について概観し,それぞれの特徴を実用面から解説した.また,それぞれの装置の有効な活用法についても紹介した.

3.「小型産業用ロボットの技術とその応用」
                        寺内 常雄 氏(三菱電機)

 IT関連製品の普及につれて,需要が高まりつつある小型ロボットの技術を中心に解説した.まず,産業用ロボットの市場,用途,適用分野を紹介した.次に,三菱電機の小型ロボット「RV−1A」を例に基本構成,機構と制御技術,ロボット言語など最新技術を紹介した.最後に,応用例として,コンベアトラッキングシステムを取り上げた.



今回は,自動合成装置を実用的な見地から検討する講演が中心で,装置に関する具体的な要望や質問が出され盛況であった.講演終了後,講師の先生をお囲みしてアフターディスカッションを行った.
(参加者39名)