第43回有機金属化学セミナー 

講習会:ものづくりに使える触媒反応

主 催 近畿化学協会有機金属部会
協 賛 近畿化学協会・触媒学会・日本化学会近畿支部・有機合成化学協会関西支部

 有機金属化学セミナーは,産学界の潮流に合わせてその内容を変えながら,有機金属化学に関する基礎から応用まで幅広い情報を提供してきました。今回は、多様な有機合成に利用出来る反応を中心に,有機金属触媒反応の基礎から,有機合成への応用,機能性有機材料への展開からその期待される物性まで,実際に役立つ厳選された内容です。また,トピックスとして,京都大学化学研究所の小澤文幸先生にパラジウム触媒による脱ハロゲン化水素型クロスカップリング重合に関する最近の御研究について講演していただきます。有機金属化学を必要とし,役立てようとする産官学の研究者の方にお勧めする,有機金属化学を系統立てて学ぶ絶好の機会です。奮ってご参加下さい。

[日 時] 平成28年6月3日(金) 9:15-17:30
[会 場] キャンパスプラザ京都 4階第2講義室
(京都市下京区西洞院通塩小路下る・電話 075-353-9111)
<交通> JR「京都」駅下車、中央口を出て西へ約3分。
(JR京都駅ビル駐車場西側・京都中央郵便局西側)
(演題題目及び講師)

1.「遷移金属錯体触媒反応を理解するための基礎知識」 (9:20-10:20)

大阪府立大学大学院理学系研究科 松坂 裕之 氏

 高効率かつ高選択的な分子変換を実現する触媒として活用されている遷移金属錯体の反応性を理解するための「有機金属化学の基礎」をとりあげる。本講を通じて遷移金属錯体の基本的な反応性とそれらの反応機構に関する理解を深めるとともに、自ら新反応を設計することにつながる基盤形成を目指す。

2.「クロスカップリング反応」 (10:30-11:40)

京都大学大学院理学研究科 依光 英樹 氏

 鈴木-宮浦カップリングに代表される,遷移金属触媒存在下での有機ハロゲン化物と有機金属化合物の炭素-炭素結合形成クロスカップリング反応について概説する。有機塩化物やスルホナートの利用,sp3炭素上でのカップリングなど最近のクロスカップリング反応の急速な進展を支える新触媒,新反応剤についても紹介する。また,Buchwald-Hartwig 反応などの触媒的炭素-窒素結合形成反応や炭素-酸素結合形成反応など関連するカップリング反応についても述べる。

3.「C-H官能基化」(12:40~13:50)

大阪大学大学院工学研究科 鳶巣  守 氏

 C–H 活性化反応が、クロスカップリングやメタセシスと並んで、どの有機金属の教科書でも大きく取り上げられるようになった。化学系の雑誌には毎号 C–H 活性化関連の論文が掲載されている。一言で C–H 活性化といっても、その反応機構や反応形式は実に多彩である。本講演では、C–H 活性化反応の基本について概説するとともに、有用物質合成に応用されている実例についても紹介する。

4.「オレフィンメタセシス反応」 (14:00-15:00)

京都大学大学院工学研究科 大江 浩一 氏

 遷移金属カルベン錯体を触媒活性種として炭素-炭素二重結合の切断と形成を伴う反応は,「オレフィンメタセシス反応」として知られている。この反応は,Ziegler-Natta触媒の研究過程で見いだされ,SHOP法に代表される石油化学プロセスの一環として研究されてきた。近年,触媒活性と官能基許容性に優れた触媒の開発により反応の適用範囲は大きく広がった。本セミナーでは,メタセシス反応触媒の設計概念と有機合成への応用について,最近の研究例を含めて紹介する。

5.「遷移金属触媒反応を活用する機能性有機材料の合成」 (15:20-16:20)

京都工芸繊維大学分子化学系 清水 正毅 氏

 有機発光材料、半導体材料、光電変換材料など有機エレクトロニクスの根幹をなす機能性有機材料の主役は、パイ電子共役系分子である。したがって、所望の光機能や電子機能を発現する材料を簡便に合成するためには、sp 炭素– sp炭素結合や sp炭素–ヘテロ元素結合などを直截的に、しかも効率よく構築することのできるクロスカップリング反応や C–H 結合官能基化反応などの活用が欠かせない。本セミナーでは、そうした遷移金属触媒反応を利用した機能性材料の合成例を、有機材料に関する基礎知識を交えながら、紹介する。

6.トピックス「直接的アリール化重合:π共役系高分子の新合成法」 (16:30-17:30)

京都大学化学研究所 小澤 文幸 氏

 パラジウム触媒による脱ハロゲン化水素型クロスカップリング重合(直接的アリール化重合:DArP)について紹介する。C–H結合の活性化と切断を鍵とする本重合法により、有機金属モノマーを合成することなく、頭-尾規則性ポリ(3-ヘキシルチオフェン)や、ドナー・アクセプター型π共役系高分子を、簡便かつ高精度に合成することができる。講演では、高活性・高選択性発現の鍵となる触媒設計の基本概念についても紹介する。

懇親会(会費 5,000円) (18:00~20:00) 

懇親会の場所は申込後にご連絡します。

参 加 費 消費税を含む有機金属部会法人会員 15,000円
大学官公庁所属会員 10,000円
協賛団体会員 25,000円
一般 35,000円
学生 5,000円
懇 親 会 費 会費 5,000円
申込締切日 5月20日(金) 定 員 120名
申込方法
下記申込書もしくはHPからお申込の上、参加費を送金して下さい。
  1. 送金方法は、銀行振込[三井住友銀行備後町(びんごまち)支店普通預金No.1329441・一般社団法人近畿化学協会]または現金書留をご利用下さい。但し、振込手数料は当方では負担致しませんが何卒ご了承願います。
  2. 主催・協賛団体の維持・特別会員である会社・工場よりお申込みの場合、参加者自身が非会員でも会員並参加費で取扱います。
    近畿化学協会有機金属部会 法人会員 触媒学会 団体会員 日本化学会 法人会員 有機合成化学協会 法人会員
  3. 申込締切日までにキャンセルのご連絡がない場合、参加費はお返し致しません。
  4. 申込者には参加証、テキストを開催1週間前頃に送付します。
申込先
〒550-0004 大阪市西区靭本町1丁目8番4号(大阪科学技術センター6階)
近畿化学協会有機金属部会
電話 06-6441-5531 FAX 06-6443-6685
e-mail: om@kinka.or.jp


第43回有機金属化学セミナー
「講習会:ものづくりに使える触媒反応」参加申込書
(平成28年度)* HPからも申し込みができます。
URL  http://www.kinka.or.jp/om/form/view/index.php?id=1
氏名
会員資格 ( )有機金属部会法人会員
( )大学官公庁所属会員
( )協賛団体会員
( )一般
( )学生
勤務先
部・課名
* 学生の場合は研究室名まで記載
懇親会費 ( )参加
( )不参加
連絡先
(参加証・テキスト送付先)
TEL        -        -
e-mail
送金内容                 
        日送金  (  )銀行振込 / (  )現金書留
請求書 要(   )・不要(   )
領収証 要(   )・不要(   )